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動物との共生フォーラム

Friends of Nature & Animals Forum

東京キャットガーディアンへの内部告発を考える

久々のブログ更新です。

東京では有名な猫の保護団体である
「東京キャットガーディアン」が複数のボランティアにより、
内部告発されました。

その告発サイトはこちら。
   ↓
東京キャットガーディアンについてお伝えしたい真実
https://tcg.hatenablog.jp/


それに対する、団体代表の弁明記事はこちら。
    ↓
https://tokyocatguardian.org/tcg20190615/

読み比べていただければと思います。

あらためて、「東京キャットガーディアン」の事業内容を見てみました。
とにかく、お金臭が強い団体だと感じました。
年間に集める寄付が一億円?
もしかすると、ワンマンな代表が精力的に事業拡大を図った結果、
肝心の猫たちの適正飼養がないがしろにされている典型的な
ケースではないでしょうか。

代表は告発に対して、団体を辞めたボランティアと円満な関係を
築けなかった故の嫌がらせのように記していますが、
これだけの告発をされて、それがもし虚偽であるなら、
名誉棄損で告訴すべきでしょう。

但し、写真は嘘をつきません。
狭苦しい衣装ケースに詰め込まれるように収容されている猫たち。
まるで劣悪な繁殖業者のようです。
ケースへの詰め込み飼育は代表も認めています。

自分やスタッフが引き取った猫を、通常、「譲渡した」とはみなしません。

「ねこのゆめ」の事業について、代表の明快な弁明はありません。
飼い主から、約30万円を受け取って、譲渡、または、きちんと終生飼養する
という契約が果たされていないならば、詐欺同然の話です。
飼い主に面会させないことからして疑問です。

代表は、今やアニマルホーダーの特徴をいくつも表出しています。
ネグレクト飼育、過剰頭数の受入れ、動物愛護感覚のマヒ、
早急な環境改善が望まれます。
この団体は、東京都の譲渡認定団体でもあります。

先ずは、非公開シェルターの全面公開を。
この団体に猫を引き渡した方、又は、その親族の方は、
猫の状況確認を直ちに行うべきでしょう。


この団体の飼養状況は、告発サイトを見る限り、
動物愛護管理法に違反していると言わざるを得ません。

(m)
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テーマ:動物保護 - ジャンル:福祉・ボランティア

  1. 2019/06/16(日) 21:48:15|
  2. 犬・猫などペット
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  4. | コメント:4

ペットの引取り業者にご注意ください。

犬や猫の保護団体のブログを見ると、
「飼えなくなったペットを引き取って欲しい」と、
引き取り依頼の電話が頻繁にかかってくるという。
先日、元ボランティアが、
「病気の猫に医療も受けさせず死なせている」と告発し、
ネットで記事になった保護団体にも、
報道されたことで、引き取り依頼が増えているという。
問題のある団体だと告発されたにもかかわらず、
引き取りを依頼するとは、ペットの命や行く末などに
関心も感情も無い人たちだろう。

繁殖できなくなった犬や猫をブリーダーから引き取る、
引取り屋の暗躍が度々報道されるが、
引き取り業はペットを手放したい一般の飼い主にも
商売のすそ野を広げている。

最短X日で引き取り、全国対応、一括引き受け、
といった、いかにも営業色の濃いキャッチで、
ペットを手放したい人を惹きつける。
里親探しの有料仲介業であるが、会社の詳細説明も無く、
実績の証明も無く、いかにもイメージ的な写真をサイトに
掲載している。

現在、東京都動物愛護相談センターは「殺処分ゼロ」の御旗の下、
負傷動物以外は、相当の理由が無い限り、ペットの引取りはしていないそうだ。
先日、衰弱していたところを保護された首輪を着けた成猫も、
センターは引き取らず、警察署の遺失物係が世話をしていた。
保護したペットを「預かり飼育する人」のリストが警察署にあるそうで、
飼い主や預かり先が見つからなければ、保護した場所に放すのだという。
この成猫の状態だと、外に戻されたら命にかかわるので、
これはこれで問題のある対処だと思う。

センターが引き取らないので、困った人たちを吸い寄せるのが
隙間を埋めるかのようにタイムリーに出現した「引取り屋」だ。

動物はいのち。
飼えなくなって手放すなら、不幸にしてはならない。
将来、飼えなくなる可能性があるなら、ペットを飼うべきではない。
飼う前に、先々のことまで冷静に、慎重に考えて欲しい。

そして、行政は、飼い主に向けては、命の最後まで、
責任を持ち、きちんと世話をすること、そして、
飼いたい人には、飼う前の心構えや、飼い方の啓発を強化し、
身勝手な理由でペットを手放す飼い主を、
これ以上生み出さないようにしていただきたい。

(m)





#犬猫 #ペット #飼えない #引取り屋 #注意 #啓発強化
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テーマ:動物愛護 - ジャンル:ペット

  1. 2018/06/24(日) 17:29:52|
  2. 犬・猫などペット
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  4. | コメント:2

利尻島の無害ヒグマ 町は生かす選択を。

北海道)利尻島のヒグマ、道が捕獲許可 逼迫時に備え
2018年6月23日
https://www.asahi.com/articles/ASL6Q4G6ZL6QIIPE012.html

106年ぶりに利尻島へ渡ったヒグマの捕殺を道庁が許可した。
逼迫時に備えての措置とのことだが、
本島より猟師を呼び、箱罠を設置するということだから、
26日の対策会議では、恐らく直ちに駆除へと動く可能性が強い。

2015年に起きた三重県のクマ騒動の時もそうだったが、
クマを見たことも、出没の話も聞いたことがないような、
クマへの「免疫ゼロ」の住民がパニックに陥りやすい。
この時も、今回も、いたずらに住民の恐怖心を煽るのは
マスコミ、とくにテレビの興味本位な報道である。


百年ぶりに利尻島にクマが現れたことや、マラソン大会に
参加する人たちの不安を大袈裟に報道する。
画面を見ていて、開けた平地のマラソン開催地や人々の
喧騒の中に、わざわざクマが現れるはずもないのにと呆れた。

クマが棲まない土地の人間が「駆除反対」の声をあげると、
クマの怖さを知らない「お花畑」の人間の意見だと
批判される。
実際、「クマなどいない方が良い。すべて駆除しろ」という
意見を持つ人も多い。
むろん、人家に迫ったりして、人身に危険が及ぶような場合には
駆除せざるをえない。

しかし、利尻島にいるヒグマはたった一頭。大きな山も山林もあり、
自然に恵まれた土地である。
クマは人間に出会わないよう、ひっそりと移動しており、今までに
このクマを肉眼で見たという情報も寄せられていない。
フンからは野生の植物のみが検出されており、メスがいないと
分かって本島へと戻る可能性もある。


人を避けている無害グマまで、”居る”というだけで即殺すという発想では、
人の側の工夫は皆無で、「共存」はありえない。
北海道はクマのベテラン研究者も多い土地柄である。
利尻島を視察した研究者も、「状況から、今すぐ捕獲の必要はない」と
明言している。
100年ぶりに上陸したクマを駆除するのか、あるいは、麻酔をかけて、本島の
山に放獣するのか。
将来、長く語り継がれるのは、駆除ではなく、生かす知恵を絞ったことの方だろう。
共存の道しるべとして、ぜひ生かす道を選んでいただきたい。
それが出来る人材も技術もある北海道なのだから。

なお当方、クマの活動が活発な6月から9月は、信州の森で暮らしている。
自宅の庭でクマの親子との遭遇もあり、足跡は幾度も見ており、
クマが近くに複数頭いた年もあった。
今では町がクマの保護管理に努め、住民もクマを寄せ付けない努力をし、
安心感は増大した。
クマと遭遇して以来、このような大型哺乳類が、日本の開発しつくされた
人工林の中に残る広葉樹の森で暮らしているのは、なんと苦労を伴うこと
かと痛感し、クマとの共存を訴えている。
クマにとって、生きていくのに圧倒的に不利な状況下で、共存するには人の側の
自然と野生動物への理解と知恵が必要だと強く思う。

(m)




#利尻島 #ヒグマ #捕獲許可 #生かす #共存
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テーマ:博物学・自然・生き物 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018/06/23(土) 18:30:50|
  2. 野生動物 クマ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

利尻のヒグマ 殺さず、冷静に対処を。

利尻島 無人カメラにクマの映像
6月19日 
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180619/0000876.html

北海道稚内市から利尻島に泳いで渡ったとみられるヒグマが
島内の林道で固定カメラにより撮影されました。

今の時期はヒグマの繁殖期。
ヒグマはオスの成獣で、メスを求めて海を渡ったようですが、
メスがいないことが分かれば本島に戻る可能性もあるとのこと。

今のところ、林内で人との接触を避けるように動いており、
島民の生命や生活、観光に影響を及ぼすような
問題行動は見られていません。


利尻の住民はクマとの遭遇体験がありません。
マスコミが騒いで、島民の不安を煽るようなことが無いように。
島民の方々は、クマ情報を確認され、
クマ鈴など音の出る物を身に着けたり、
戸外に食物や飲み物、ペットフードなどを置かぬようにしつつ、
冷静に対処していただければ幸いです。

屋外に干したヒモノなどもクマを呼び寄せる危険性があります。
人の生活圏に入れてしまえば遭遇の危険性も高まり、
駆除されかねません。

ぜひ無害のクマを殺さないよう、クマとの共存に向けて
人の側も注意を払い、クマを生かすよう、切にお願いいたします。


(m)


#利尻島 #ヒグマ #撮影 #共存
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テーマ:動物保護 - ジャンル:福祉・ボランティア

  1. 2018/06/20(水) 18:48:44|
  2. 野生動物 クマ
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