新しい年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は酉年です。
凛々しい鳥男!
ランコントレ・ミグノンさんのブログから勝手に拝借。

小学生の頃、そっくりなニワトリを飼っていました。
縁日で買ってきたヒヨコが成長したのです。
見るからに大きく、立派なニワトリでした。
ピーコと名付け、毎日、散歩に連れ出しました。
当時はペット不可の社宅住まいで(ニワトリは多分OK)
部屋は3階にあり、ピーコは私の後をついて階段をトントンと
下りて来て、しばらく社宅の庭で遊び、「帰るよ」と言うと、
またトントンと階段を上ってついて来ました。
べランダと室内との放し飼い。
ニワトリって、とっても賢いいきものなんですよ。
怒ったり、喜んだり、不機嫌になったり、
喜怒哀楽がすごく伝わってきました。
だから、私は今でも鶏肉が苦手です。
たまに、「ごめんなさい」と言いながら、少し食べて
しまうことはありますけれど・・
酉年の今年はどんな年になるのでしょう。
ゼウスが女神パンドラに箱を持たせ、地上に降りるようにと
言いました。絶対に箱を開けてはならないと命じましたが、
パンドラは好奇心に勝てず、箱を開けてしまいました。
すると箱の中から、あらゆる邪悪なスピリットが地上に
飛び出してしまいました。
世界各地で戦乱がつづいています。
多くの罪無き人々、子供たち、動物たちが苦しんでいます。
空っぽになったパンドラの箱の底にたった一つ残ったもの、
それは、「希望」でした。
今年こそ、「希望」が地上に拡散され、私たちみんなが優しさを
取り戻す年になって欲しいと願います。
(m)
鳥男さんの里親になりたい方は、上記ミグノンさんの譲渡条件を
読み、応募してください。
残念ながら、うちは猫がいるため飼えないもので。
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- 2017/01/01(日) 22:56:48|
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2016年のノーベル文学賞がボブ・ディランと報道され、
一瞬、おどろいた。
しかし、よく考えてみると、ディランは単なるシンガーではなく、
多くの楽曲の歌詞は”現代の詩”と言える。
そして、その詩によって、音楽の世界を越え、多くの国の人々に
影響を与え、時代を牽引してきた人物である。
(そういう意味では、ジョン・レノンも・・)
思うに、1970年代からすでに、彼は”生きる伝説”めいていた。
少なくとも、カリスマを越えた存在ではあった。
事故による怪我もあって、演奏活動から遠退いていた時期がある。
70年代後半だったと思うが、サンフランシスコで大学院に通っていた頃、
ボブ・ディランが演奏活動を再開、
「ボーン・アゲイン・クリスチャン」となり、
(それまでキリスト教信者ではなかった人がキリスト教に目覚めること)
サンフランシスコの由緒あるホールでコンサートをすることになった。
アルジェリア人の留学生の友人がディランに傾倒しており、
ぜひ行かなくては、という話になったが、
チケットはあっという間に売り切れ、
町中を走り回って、追加発売分をようやく手に入れた。
コンサート当日は若い層を中心に、ありとあらゆる感じの人が来ていて、
良い席だったが、ディランをナマで見て、歌をライブで聴けた感激に
ぼーっと浸ってしまい、あまりよく憶えていない。
ボブ・ディランは小さなホールでじっくり聴くべきで、
武道館なんて、まったく適していない。
私が最も好きなアルバムは「Desire」(欲望)。
ところで、ある友人いわく、日本人でノーベル文学賞にふさわしい作家は
石牟礼道子氏であると・・。うむ、なるほど。
(m)
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- 2016/10/14(金) 16:30:51|
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2016年6月18日 英国ロイヤルバレエ団の来日公演
ナターリア・オシポワの「ロミオとジュリエット」を観ました。
なんと10年以上、バレエを観ていなかった!?
その間に、ロイヤルバレエ団のプリンシパルも様変わり・・
公演のパンフを見ていて、惹きつけられたのが、
ナターリヤ・オシポワというボリショイ出身のバレリーナ。
調べてみると、ロンドンでのオシポワ人気はすごいらしい・・
久しぶりの東京文化会館・・・開演して真っ先に気づいたのは、
視力の低下でした。ダンサーが、かすんで見えるのにびっくり!?
すると、オシポワが登場!元気でエネルギッシュなジュリエット!
目を見張りました。
(パンフの黒髪の方が良かったですが・・)
オシポワのジュリエットは、「一直線の疾走愛」。
繊細で超速のポアント、高くて速いピルエット、綺麗な足の甲、
しなるような身体のバネ、あふれるエネルギー、キレのある動き・・
正確な技術を持った、パワフルなダンサーです。
とにかく動きが速いので、オペラグラスでは捉えられません。
ロミオ役のマシュー・ゴールディングは長身、がっしり型で、
おおらかな雰囲気。
受け身の演技でしたが、オシポワがガンガンいくので、
二人ともガンガンでは煩くなるので丁度良かったと思います。
あれくらいの体格でないと、オシポワの相手は難しい印象・・。
技術も安定していましたが、リフトの時など、
二人のタイミングがちょっと合わない感じはしました。
舞踏会での出会いの場面、二人が舞台の両袖に立って
じっと見つめ合うシーンは胸に残りました。
プロコフィエフの音楽も素晴らしく、とくに「不吉」の前兆を表すような
あの有名な旋律(金管がちょっと・・)など、ダンサーに存在感が
無ければ、音楽に負けそうになりますが、プリンシパルの二人を
はじめ、平野亮一さんのティボルトやマルセリーノ・サンベの
マキューシオ等、脇役陣もしっかりとした演技と踊りで見ごたえが
ありました。
オシポワのダンスに見とれている内に、あっという間に終幕。
だけど、昔見た、フェリのジュリエットとは何かが違う・・
とくにラスト・・と、思いつつ、帰宅して昔のプログラムを探したら、
両方ともマクミラン版でした。
(フェリはマクミランのミューズでしたものね・・)
フェリのジュリエットは、しっとりと、情感豊かに悲恋を醸しだして
いたような・・。
技術だけ見れば、オシポワが上です。でも、味わいというか、
深みというか、記憶に強く残るという面では、
フェリのジュリエットは今でも脳裏に感動的に刻まれています。
その点、オシポワはちょっとあっけないかな・・
アラサーのオシポワ。今後のさらなる進化が楽しみです。
僭越ながら、あのテクと身体能力に、「タメの表現」
(押すだけではなく)が備わってくると、間違いなく、
超一流のバレリーナになるような気がします。
でも、すでに「ジゼル」の2幕のウイリー(亡霊)の踊りも
高評価なので、ジュリエットは、あえてあの路線でいったのかも・・
「ジゼル」と「ロミジュリ」、どちらにしようか迷ったのですが、
ロイヤルのコールドは・・とか思い、「ジゼル」は色々なダンサーで
100回は見ているので、お財布事情もあり、「ロミジュリ」に
しました。
「ロミジュリ」は、これもまた昔、チェロの巨匠・ロストロポーヴィチが
指揮をしたオーケストラルバレエ?というのを観ました。
この時は、文化会館の舞台の上にオケが陣取り、その前後で
バレエが展開されました。リトアニア国立バレエ団の若手二人の
ロミオとジュリエット。とても素敵でした・・
最後、少し離れて亡くなってしまった二人の手と手を、
ロストロポーヴィチが指揮台から下りてきて、つなげます。涙・・。
余談ですが、5時半の開場の頃、出口付近で、サラ・ラムさんが
ファンとの写真撮影に応じていました。サイン会もあったそうですね。
マチネの主役を終えて、ホッとしたような、柔和な、優しい表情でした。
来シーズンのプリンシパル昇格が決まったフランチェスカ・
ヘイワードのジュリエットも見てみたかったです。
(m)
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- 2016/06/23(木) 22:19:21|
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新国立競技場の計画2案が公表されました。
私は強くA案を推します!!その最大の理由は周辺の環境に調和していること。
つまり、目立とうと頑張っていないところです。飽きがこない。
緑をふんだんに取り入れているのも安らぎを感じます。
比べてB案は、木製の円柱が、想定外!の大震災に耐えられるか不安。
マグロのお刺身のような赤い?屋根?もミスマッチ。
森元総理がまたなんで、私はB案がいい、なんて言うんですか。
なので、よけいにA案を支持!
しかし、新聞のコメントを見ても、「B案の方が競技場らしい」とか、
「もっと奇抜なデザインを」とか、「らしさ」にこだわるんでしょうね。
奇抜すぎて、前の案をやめたんじゃなかった?
日本らしく、天守閣や、鳥居をデザインに入れてくれなんて・・マジ!?
競技場周辺にお住まいの方々のご感想は?
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- 2015/12/15(火) 21:42:34|
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