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~天国に旅立ったノルン~

8月初旬、20数年来の旧い友人から、
愛犬ノルンの死を報せるメールをいただきました。
16歳5ケ月。大きな犬だったので、人間なら百歳くらい・・

認知症になり、夫婦で介護されていた話を
うかがっていたので、私も気になっていたところでした。

******************************

「我が家の老犬ノルンが旅立ちました・・(中略)
 夜中に起きておむつを変えたり、注射器で水を
飲ませたり、親身に世話をしていた夫(私は助手)は
とても落ち込みました」

5.jpg


「この一年、2階のベッドに行かず、ケージの横に布団を
敷いて、二人と一匹は川の字で寝ていました。
認知症が進み、この二年ほど、シッポもふらず、
感情表現もありません。
それでも夜中にふと見ると、ぽかっと目を開けて、
こちらをじーっと見ていました。
ハアハア騒ぐ時も、後ろ脚をそっとなで続けてやると、
安心するのか眠りました。
少しは頼りにしてくれていたのかなと嬉しくなったものです。
お馬鹿でしたが、可愛いヤツでした」

2.jpg
 大学の休みに息子さんが連れてかえってきたシマリスをながめるノルン


「生活を共にした小さい仲間の不在は、結構辛いものですね。
ペットロスというものが本当にあるのだ、と知りました」

*****************************

ノルンは十数年前、管理センターで、まさに命を絶たれようとしていた時、
彼女の息子さんが引きとりました。
それから、天国に召されるまで、幸福な一生をまっとうすることができました。
ノルンは、幸運な犬です。
息子さんは、その後、獣医師になられました。

photo2_12ノルン

獣医療や飼い方の進歩により、犬や猫の寿命は飛躍的に伸びました。
同時に、高齢のペットの介護に係わる問題も表出しています。
老犬、老猫ホームがビジネスとなり、
世話をいやがり、動物管理センターに持ち込む飼い主も後を絶ちません。

それでも、多くの飼い主さんが、最期まで親身に世話をされています。
長い年月(あっという間の月日!)、たくさんの喜びや楽しみ、癒しをくれた
大切な家族への恩返し。

今日(30日)明日(31)、環境省の「動物愛護管理のあり方検討小委員会」では、
「犬猫の収容施設」や「処分方法に」「引取り」に関する
議論がおこなわれます。

「生まれてきたよかった」と感じられる「命」がもっと、もっと増えますように・・

「殺処分の減少」のために、法改正によらずとも、
私たちにも、不幸な命を救う手段はたくさんあります。
ご一読いただければ幸いです。
     ↓         
「殺処分を減らすために」

(m)
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

【原発警戒区域 動物救援】~3キロ圏内の一時帰宅で残された犬~

昨日(8月26日)、原発から3キロ圏内の住民の一時帰宅が初めて実施されました。 

この日は、双葉町の64世帯117人と、
大熊町の特別養護老人ホームの元入所者の家族と
職員ら35人が参加されたとのこと。

ニュースで見た家の中は空き巣に荒らされ、
無残な状況でした。

今日(27日)、朝日朝刊で、気になる記事を見つけました。

「ひと時のわが家 複雑」という題の記事です。

(以下、引用します)

******************************

【田中和子さん(62)は、犬小屋のそばにいた柴犬の
『ムク』と再会した。「もうダメだと思っていたのに、びっくり」
防護服を着ていたせいか、ほえられたが、
元気そうでうれしくなった。
4月、警戒区域が設定される前に自宅にもどり、
ありったけのえさを残してきた。
「近くで暮らしていたんだねえ」
連れて帰れないため、えさを置いてきた】

*******************************

原発警戒区域で、我が家を守るようにたたずんでいる
犬の写真をたくさん目にしてきました。
ムクも、そのうちの一匹だったのですね。
待ちこがれていた飼い主がようやくもどって来てくれて、
再会を果たし、喜んだのもつかの間、
また置いていかれてしまいました。

飼い主さんがえさを置いてきたのは4月、
大量とはいえ、4ケ月も前のこと・・。
原発3キロ圏内ですが、
えさを与えてくれていた人がいたのでしょうか。
ムクが元気にしていて、しかも、犬小屋のそばに
居たとは、奇跡のような話・・!

なのに、また置き去りにされてしまいました。
3キロ圏内の、次の一時帰宅はあるのでしょうか・・。

VAFFA(福島県原発警戒区域内動物救援獣医師チーム」による
保護活動は、行政による一斉捕獲のため(という名目で?)
休止されています。

今までの一時帰宅時においては、
県職員と獣医師等からなる保護チームが、
飼い主に犬をつないでおいてもらうなどして、
出来るだけ速やかに保護していたと報じられています。
飼い主でなければ、容易に捕まえられないケースもあるでしょう。

いまだに、行政の保護活動が住民に伝わっていないのでしょうか?
おそらく県外に避難されている方だと思いますが・・
連れて行ける場所が無くて、あきらめていらっしゃるのでしょうか・・

都会と地方では犬や猫の飼い方も違いますし、
被災された飼い主さんのご事情も察しますが、
保護する手段はあるのに、と思うと、
なんとも、もどかしいです。

ムクのような犬や猫、動物たちがまだまだ取り残されているかと思うと・・

繁殖により、不幸な犬や猫はさらに増えます。

なんとか、助けてあげられないものでしょうか・・
飼い主さんのためにも・・

(m)
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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

~津波にのまれた子供たちが遺した言葉~

被災地のことも、
日本の首相を選ぶ民主党の代表選もそっちのけ。
紳助ネタで盛り上がっているテレビには、も~、ウンザリ~!!
と感じているのは、私だけでしょうか?

「動物取扱業の適正化」のパブリック・コメント、
〆切は明日!まだの方、駆け込み参加、よろしく!

応募要領はコチラ。

氏名、住所、電話、FAX、メールアドレスを書いて、あとは意見を書くだけ。簡単です。
メールは添付にせず、本文(テキスト)で。
大勢の方がブログに意見を掲載されていますので、参考にしてください。
24日の当ブログでも掲載しています。
案件(意見)は一つでも、二つでも、訴えたいことを、ご自分の言葉で!

DSCN1952_convert_20110704202834.jpg

 よろしくお願いします!


中央公論(9月号)では、「この言葉とともに生きていく」と題して、
大津波の犠牲になった子供たちが遺した手紙や写真、ご遺族の話が、
追悼企画として取りあげられています。

構成と文を担当された長薗安治氏によれば、
「取材中、お子さんを亡くされた親御さんの何人かが、
『あの子はこうなることをわかっていたのかもしれない』
と語られた」とのこと。
不思議なエピソードが、いくつも紹介されています。

「この数ヶ月間、なんだかおかしいことがたくさんありました。
・・急に夢遊病みたいな症状が出始めたのが最初でしょうか。
今年2月末には、『どうせ私は一人で死ぬからいいんだ』って、言い出して・・」
と、Cちゃん(11歳)のお母さん。

3月2日、小学校の参観日、
親に渡した手紙に、「生まれてから、いっぱいお世話になりました・。お別れのわけでもないけれど、
・・みんな、育ててくれてありがとう」と書いたMちゃん(12歳)。

大震災前日の夜、「12年間育ててくれてありがとうございました。」「言うことを聞かなくて
めいわくかけてきたけど、心の中では感謝していました。本当にありがとうございました」
と、すべてが過去形になっている、遺書のような手紙をU君(12歳)から受け取ったお父さん。

幼いころから、真夜中に、何かすごく怖い夢を見て泣き叫んでいたMちゃん(12歳)。
「今、考えてみると、津波の夢を見ていたとしか思えない」と語る、お母さん。

おそらく、これらは偶然の出来事で、手紙は、小学校の卒業をひかえた子供たちが
家族に宛てたもの、と、長薗氏はつづっています。

「かけがえのない人をあまりに唐突に亡くしてしまったとき、
人はどうしようもない悲しみを抑えようと物語をつくりだす。
残酷な現実にふらふらになった肉体と精神でどうにか対峙するために、
『あの子はこうなることをわかっていた」と自身に語りかけてみせる。
それは、喪の途上にあるご遺族にすれば、
必死に編みだした救いの物語なのだ」

けれど、昔から人は、
いわゆる「虫の知らせ」というような、
説明のつかない不思議な体験をしています。
子供はおとなに比べ、直感が鋭いでしょうね。

ベルグソン(たぶん・・)も、こうした超常的な事象を肯定的にとらえています。

(m)
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テーマ : 雑誌(既刊〜新創刊)
ジャンル : 本・雑誌

【動物取扱業の適正化について】~パブリック・コメントを提出しました~

環境省のパブリック・コメント(意見募集)の〆切は27日、
今週の土曜です。私は、先ほど、メールで提出しました。

マスコミ報道によれば、環境省は、深夜販売は午後8時まで、
インターネット販売については、現物確認の義務付けの方針
を打ち出しています。

しかし、深夜販売の小売業者数はわずか。
インターネット販売の現物確認などについても、
地方公共団体がこれをチェックして遵守させることが
現在の態勢からして可能なのか、はなはだ疑問です。
移動販売にしても然り。
環境省は、憲法との関係で「禁止」は困難との見解です。

各論を見ると、監視や確認、取り組み、指導といった語句が
ならんでいますが、これらを実施する地方公共団体の
動物行政に、マンパワーと権限を増大、強化しない限り、
実効性の担保は期待できない。つまり、ザル法になります。
だからといって、小幅な改正にとどめることになれば、
動物福祉の現状改善は期待薄になってしまいます。

全国ペット協会(ZPK)は、深夜販売、移動販売、
インターネット販売に反対していますが、
これはいわば、背に腹はかえられないといったところ。
取扱業の生命線である、「ペットのセリ市」、「8週齢規制」「繁殖制限」「飼養施設」
などについて、不利な数値基準などを出されては死活問題なので、
これら、もっとも動物の福祉にとって肝要な案件に関しては、
あくまでゆずらないでしょう。

ペットの「セリ市」については、
民主党「犬猫等の殺処分等を禁止する議員連盟」が「禁止」
を環境部会に提言しています。
「セリ市」に関して、環境省の案文は、
「動物取扱業として法律の体系に含め、基準や監視する仕組みの構築が必要」
となっていますが、
はたして自治体が監視、対応できる現状でしょうか。
トレーサービリティーの確保など、夢物語のようにきこえるのですが・・。
検討小委員会の委員の方々は実際にセリ市を視察したうえで、
発言されているのでしょうか。
「セリ市」の禁止を望まれている委員は、ぜひ持論を貫き通して下さい。

下記に、私が送ったパブコメを掲載しますが、
自分の、現時点での記録として載せるものですので、
ぜひご自身のお考えを、一つや二つの事柄でも結構ですので、
ご自分の言葉で、お送りください。
転載(コピペ)は組織ぐるみのように受け取られ、好ましくありません。

「動物虐待」「殺処分」「実験動物」「産業動物」等に係わる議論は
まだこれから。年内に行われます。
今回は、「動物取扱業の適正化」に関する意見募集となります。

話は変わりますが、
希望の牧場について、高邑議員のブログが更新されています。
          ↓
http://www.takamura-tsutomu.com/archives/1502012.html

進展しているようで幸いです。
あまり大風呂敷を広げず、目的を明確にしたうえで、
地道、かつ粘り強いアプローチが求められます。
しっかりした組織、地元と東京との意思疎通、
本腰をいれ、専任で、継続的に取り組めるリーダーが必要でしょう。

89c230f9.jpg
現地を検分する学者グループ (写真は高邑議員のブログより)


********************************************

「動物取扱業の適正化について(案)」に関する意見

【法改正・全体に関する意見】

1.真に動物の生命と福祉を守る法律改正を。

  日本には「動物基本法」がありません。

  「動物愛護管理法」は人間を主体とするものですが、

  どこまでが動物の身体的、精神的な苦痛の許容範囲か

  という、人間の欲求、都合、利潤追求に基づいた

  アプローチではなく、真に動物の生命と福祉を

  守るための法律改正をお願いいたします。

 
2.トレーサビリティーの確立

  所有者責任を明確にするため、

  繁殖、流通、飼育、すべての段階において、

  動物の履歴が追跡調査できるシステムを

  確立して下さい。


3.具体的な基準の設定

  行政や警察による悪質な取扱業者に対する指導や

  取締りを強化、徹底するため、「繁殖制限措置」

  「飼育施設」「幼齢動物販売」等に関して、

  具体的な数値基準を求めます。


4.法の実効性の担保と仕組みづくり

  法律の実効性を担保するために、地方自治体における

  動物担当専門職員の配置の義務化、権限の強化、

  そのための予算確保が必要です。

  動物行政を推進させるために官民協働の仕組みづくり

  を推進して下さい。


5.災害時における飼い主とペットの同行避難、および、

  避難所、仮設住宅でのペット受け入れの義務付けを

  お願いいたします。



【各項目についての意見】


1.深夜販売・販売時間

 ・動物園の展示時間に倣い、商業的に配慮しても生体の展示は

  午後6時までとし、以降は物販に限定すべき。

  平日の労働時間などにより来店不可能な場合は、休日に来店

  すればよい。

 ・生体の展示時間は最長8時間とし、休憩を設けること。 

 ・展示方法についても、ガラスケースの中に入れ、人工的な照明で

  照らし続けるなどは問題。

 ・すべての哺乳類を対象とすべき。

 ・将来的には、小売における生体展示をなくすべき。


2.移動販売

 ・移動や騒音他、不適切な環境によって、動物が受けるストレスは多大。

  感染症が蔓延するおそれもあるので、禁止すべき。

  移動販売は、売れ残りの動物を売りさばく場となって

  おり、禁止による闇処分の増加を防ぐ措置も必要。


3.インターネット販売

 ・インターネットは、広告や情報入手の手段に限定して活用すべき。

  動物への輸送ストレスも問題。

  現物確認を義務付けても、地方公共団体の現在の態勢で、

  業者をチェックするのは困難と思われるので、禁止すべき


4. オークション(競り市)

 ・現在の行政の人員態勢で監視するのは不可能。業者による自主規制は

  信用できない。トレーサビリティーの確保は「夢物語」のような話。

 ・オークション業者は「場」を提供して利潤追求するだけの投資ファンドであり、
  XXXとの繋がりを断つためにも禁止すべき。



5.犬猫幼齢動物を親等から引き離す年齢

 ・生後8週齢以下の犬猫を親等から引き離すことを禁止すべき。

  但し、劣悪な環境下で繁殖飼育されている場合、長く留めることへの

  懸念や、繁殖者の負担増大を考慮し、一定の移行期間を設ける。

 ・生後40日未満の犬猫が多数オークションに出陳されており、45日

  齢では見分けがつかない。行政がすべてをチェックすることも困難。

 ・取扱業への安易な参入を防ぐためにもハードルを上げる。


6.犬猫の繁殖制限措置

 ・生後1年未満の雌の犬猫に交配させること、雌の犬猫に年2回以上、

  生涯に6回以上分娩させることを禁止すべき。

 ・繁殖年齢を過ぎた犬猫を処分したり、センターに持ち込む業者に罰則

  を科す。繁殖用の動物の処遇に人道的な配慮をすべき。


7.飼養施設の適正化

 ・「5つの自由」の原則に基づき、ケージの大きさや、

  頭数、温度、臭気など、必要ならば犬種ごとに、行政が指導しやすい

  よう具体的な数値基準を設定する。


8.動物取扱業の業種追加の検討

 ・「動物愛護管理法」は条文にあるごとく「生きている動物」を

  対象とし、火葬・埋葬業の問題は別法か条例で対処すべき。

 ・両生類・魚類が、飼い主により無責任に野に放たれたり、

  放流されたりして生態系を乱していることは看過できず、

  動物取扱業に含めるべき。

 ・老犬・老猫ホームは、利潤を得ている場合、取扱業に含めるべき。

 ・動物愛護団体は、取扱業とは異なるカテゴリーで登録制とし、

  シェルターの運営や譲渡会など、生体を保管飼養している団体には、

  財務報告提出を義務付け、定期的に立ち入り検査等を行う。


9.関連法令違法時の扱い

  種の保存法等の動物関連法令に違反した際の登録拒否・取消要件を  

  追加すべき。


10. 登録取消強化

  運用を工夫、強化すべき。


11・業種の適用除外(動物園・水族館)

  不適正な環境で飼育展示している動物園、水族館は多く、取扱業

  の登録から外すべきではない。


12. 動物取扱責任者研修の緩和

  責任者設置義務規定を外す必要性はない。


13. 販売時説明義務の緩和

  緩和すべきでない。


14. 許可制の検討。

 ・許可制にすべき。飲食業等と同様に、開業時には立ち入り検査を行い、

  取扱責任者の研修や、定期的な立ち入り検査が必要。

 ・繁殖業者はプロフェッショナルとして専門的な知識が必要であり、

  飼育責任の面からも、ライセンス制を導入すべき。
                                     以上

*****************************************

タマらんブログは、動物との共生フォーラムのブログです。

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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

【動物愛護管理法改正に向けて】~日本における動物愛護活動~

「動物取扱業の適正化」に関する環境省パブコメ(意見募集)の
〆切が来週末に迫ってきました。

「ALIVE」、「神奈川県動物愛護協会」「FreePets」「ペット法塾」「犬猫救済の輪」(敬称略)をはじめ、
多くの団体や個人が、ネットを通じてパブリック・コメントを告示し、
市民の参加を呼びかけています。

ところが・・
長年、動愛法改正の牽引役として活動され、今回の法改正にあたっても、
各地でセミナーを開催されてきた「動物との共生を考える連絡会」のHPに告示が見当たりません。
連絡会の主要な構成団体の一つ、「日本動物福祉協会」のHPにも告示がありません。

連絡会の構成団体ではありませんが、
「日本動物愛護協会」のHPにもパブコメの告示は無し。

「日本愛玩動物協会」はチラっとお知らせしています。

これは、日本の「動物愛護活動」を、ある意味、
象徴しているように思えるのですが・・。
昔々、ペット(とくに純血種)を飼うのは贅沢なことで、
裕福な暮らしの証しでもありました。
(今の中国がそうですね)
庶民が飼っていたのは泥棒よけの番犬、大体が雑種で、飼い方の知識もとぼしく、
実験用動物などの取扱いなどもひどく、
外国人からの指摘もあって、日本にも愛護団体が発足しました。
上流階級による「愛護ソサエティー」の形成。
(現在も、皇族が名誉総裁を務めていたり、政財界の重鎮や親族が理事などになっていますね)

この「愛護ソサエティー」と官庁がつながり、「天下り」の受け皿ともなり、
政治家を通して取扱業ともつながって、国の動物行政に関与してきました。
「ソサエティー」+「官」+「業界団体」
そのため、どうしても「上から目線」の対応になり、
情報はなるべく公にせずに、身内での供与にとどめ、
内輪でものごとを進めるという体質が身についているように思います。
こうした結びつき自体、、欧米の動物福祉活動に存在するのでしょうか?

「緊急災害時動物救援本部」の初動や、その後の対応の遅さ、偏りは、
「ソサエティー」+「官」の特徴を露呈しています。

しかし、こうした構図や、周囲の無理解の中、
動物の福祉向上のため、誠心誠意、尽力されてきた方々により、
今日にいたる状況の改善がなされてきました。

n2011050701福島保護犬  原発警戒区域で保護された犬


「ソサエティー」+「官」+「業界団体」からなる「愛護村」は、
有効に機能する側面もありますが、
業界にとって好ましくない一線は越えず、
閉鎖的、内向きなスタンスで、一般市民への積極的なアプローチを避け、
日本の「動物愛護活動」は相変わらず市民世論を形成できていません。
「愛護村」は対極的な活動を助長し、
民間団体の活動は情緒的に先鋭化しがちになり、
彼らからの非難が、「愛護村」のメンバーをますます頑なにさせ、
民間との乖離が拡大します。

「民間団体はピンキリ。群雄割拠の状況」
民主党「犬猫等の殺処分を禁止する議員連盟」の総会で、
日本獣医師会の山根会長が発言されましたが、
今回の法改正でも、愛護団体への規制が検討されています。

今回、「緊急災害時動物救援本部」の対応を見るにつけ、
ペットの数が、15歳未満の子供の数を上まわる今の日本で、
旧態依然とした動物愛護の構図は、もはや時代遅れ、
と感じざるを得ません。

環境省の「動物愛護管理のあり方検討小委員会」において、
「救援本部の構成メンバーは阪神大震災の時から代わっていない。
地域に根っこ(ネットワーク?)もない」と
林委員長が、かなり手厳しく批判されましたが、
未曾有の大災害ということはあるにしても、
本部のスタッフが不眠不休で頑張ってこられたとしても、
そもそもマンパワーが足りず、人材も育っていないということでしょう。

今や高齢になられた活動家の方々を幹部とする団体が、
5年前の法改正時より、はるかに普及、浸透したインターネット
を効果的に利用できているとは言えません。

前回の法改正時、いわゆる「8週齢」規制のパブコメについても、
「反対」 約9500 (業界関係者)
「賛成」 約200
という体たらくでした。
法改正のことすら知らない国民が、圧倒的に多かったのです。

!cid_3D7D9AC0C22C487A8DDDCC060AFD7E7D@YDaishoPC.jpg  ココ

今回の大震災における動物(畜産動物を含む)への対応を通じて、
日本の動物福祉の底の浅さが浮き彫りになりました。
一部の自治体や地域、一部の市民の間での進歩はあっても、
全体として見れば、砂上の楼閣に過ぎなかったのではないか・・。

自戒を込めて言うならば、
犬猫にかかわる人たちはレベルが低い、勉強しないと言われますが、
動物の福祉のために何かできることがあれば協力したいと思っている、
真っ当な市民は大勢いるのです。
その潜在的な協力層を掘り起こすこと。
きっかけがあれば、人は学び始めるものです。
動物については、机上の理論だけでなく、
実際の経験を通して学ぶことの方がはるかに
得るものが大きいのではないかと思います。

今後の動物福祉活動の展開については、
地域、自治体における官民協働がきわめて重要であると考えます。
それは、地域ごとに、共生の根を植えつける作業です。
動物愛護推進員を委嘱している自治体はありますが、
動物にかかわる案件の、行政での優先順位は極めて低く、
愛護推進員であれ、NPO法人であれ、
官民の協働が活発、有効に機能している自治体は、未だわずかです。

法律や行政の施策を下支えする市民世論がなければ、
動物との共生はおぼつきません。
法律の実効性を担保するために、
そして、福島原発エリアのような悲劇を繰り返さないためにも、
行政と市民の協力は不可欠です。

環境省のパブリック・コメントは、今秋にも行われます。
国民に向けて、積極的な告示を、よろしくお願いいたします。

20080901112159.jpg

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