TOKYO ZEROキャンペーンに望むこと

多数の著名人がTOKYO ZEROキャンペーンを立ち上げた時、
2020年の東京オリンピックまでに、東京を動物福祉先進都市に
することを目標に掲げていた。
東京に殺処分をしない譲渡型の動物愛護センターを新設
あるいは、改築するのだろうと思い、期待した。

TOKYO ZEROを実現するための解決策として、
このキャンペーンは、
動物愛護センターのティアハイム的な施設への転換、
8週齢規制の実現、保護犬・保護猫との譲渡拡大を
掲げている。

実際の活動は、8週齢規制実現のウエイトが重いようだ。
むろん8週齢規制は、現在のペットショップや競り市といったビジネス
モデルを変え、ペットの社会化の面で、殺処分を減らすことに繋がる。

しかし、8週齢規制については、既に多くの団体が取り組んでおり、
2020年までの実現は正直むずかしいだろう。
東京都だけではなく、国全体の、法改正を必要とする課題でもある。
保護犬、保護猫の譲渡拡大についても、保護団体やボランティアが
長年取り組んできたことであり、何を今さら、という感が強い。

あれだけの呼びかけ人を集めて、東京オリンピックまでに!と名乗りを
あげたにしては、活動の焦点が曖昧で、訴求力がないように思われる。
多くの人がそう感じるのか、署名も、寄付の集まりも悪いようだ。

東京都動物愛護相談センターの殺処分ゼロをめざす
具体的な取り組みは進展しているのだろうか?
つまずいているとしたら、障壁は何なのか?

TOKYO ZEROと銘打つならば、目標を明確に絞り、2020年までに、
東京都の殺処分ゼロを達成して欲しい。
(そのためには、子猫の殺処分削減に注力する必要があり、多頭飼育問題や
終生飼育といった、飼い主側の問題もある)

ひょっとして、呼びかけ人の方々は、単に東京オリンピックを
旗頭にして、「愛護団体」を作りたかっただけなのだろうか。

熊本市を先例に、神奈川県、横浜市、川崎市、京都府、広島県、
そして将来は三重県にも、殺処分ゼロを実践するセンターが
次々と創設されている。東京は遅れをとりつつある。

寄付にしても、イベント、勉強会の運営費や、チラシ、グッズなどの製作費に
充てられるなら、多くは集まらないだろう。

東京都の殺処分ゼロ。譲渡型センターへの転換。
活動の目標を明確に絞って欲しい。
それならば、賛同者も増えるはずだ。

(m)
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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

玉林Yulinの残虐非道な犬肉祭は中国文化か

私も今まで知っていながら、あまりの惨酷さに
顔をそむけてきた中国・玉林の犬肉祭り。
多くの皆さんも、私と同じではありませんか?

けれど、私たち一人一人が看過することなく、
目を向け、考え、出来ることを実行しなければ、
この地獄のような動物虐待を永久に止めることは
出来ないような気がします。

今年も世界の非難を浴びながら開催されている
犬肉祭り。
一体どんな祭りなのでしょうか?
ナショナルジオグラフィック日本版の記事を読んで下さい。
       ↓

「犬肉祭り」が中国で開催、食用に1万匹とも
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062300234/


Humane Society Internationalなどの保護団体が
精力的に屠殺される犬たちを保護していますが、
救われるのは、ほんの一握り。

犬たちは撲殺、感電死、生きたまま皮をはがされる、
ゆでられるという残虐な方法で食肉にされるとのこと。

中国にはまだ動物を保護したり、虐待を防止する基本的な
法律が無いのです。
中国政府がすべきは、先ず、法律の制定。
飼い犬の窃盗に対する厳しい取り締まり。

玉林のチワン族という少数民族の祭りであることから、
中国政府は介入に消極的です。
各国政府は中国政府をプッシュすべきです。

ショックなのは、犬肉祭り反対の中国世論が6割強と少ない事。
反対が8割は欲しい。
海外からのバッシングは時として当事国の反発を招きます。
中国国内の活動家たちを援助しつつ、
一方で、国内の一般世論を祭りの廃止へと気をつけながら
誘導する必要もあります。

海外のセレブの多数が犬肉祭りへの非難声明を出し
ネットで拡散されますが、それだけで祭りは止められない!
中国庶民は海外セレブの名前も知らない。
数千万の署名を集めても無理。
中国はそんなことでは動かない!
セレブたちには、声と同時に、支援金を出して欲しい!
正攻法ではいかない、中国。
政府から圧力をかけると同時に、業者から犬を買い取り、
海外へ移送し、シェルターで里親を探す。
業者にはもっとよい仕事を提供する。
(韓国のようにはいかないでしょうが・・)
犬肉祭りの場合、その資金は集まるはずです!

来年の犬肉祭りをストップさせるためには今から
動かなければなりません。
何をすれば効果的か、私もこれから考え、動きます。


Humane Society International ツイッター
https://twitter.com/HSIGlobal?ref_src=twsrc%5Etfw


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Stop!Yulin 2017

(m)

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英国ロイヤルバレエ団2016 オシポワの「ロミオとジュリエット」感想

2016年6月18日 英国ロイヤルバレエ団の来日公演
ナターリア・オシポワの「ロミオとジュリエット」を観ました。
なんと10年以上、バレエを観ていなかった!?
その間に、ロイヤルバレエ団のプリンシパルも様変わり・・
公演のパンフを見ていて、惹きつけられたのが、
ナターリヤ・オシポワというボリショイ出身のバレリーナ。
調べてみると、ロンドンでのオシポワ人気はすごいらしい・・

久しぶりの東京文化会館・・・開演して真っ先に気づいたのは、
視力の低下でした。ダンサーが、かすんで見えるのにびっくり!?
すると、オシポワが登場!元気でエネルギッシュなジュリエット!
目を見張りました。
(パンフの黒髪の方が良かったですが・・)

オシポワのジュリエットは、「一直線の疾走愛」。
繊細で超速のポアント、高くて速いピルエット、綺麗な足の甲、
しなるような身体のバネ、あふれるエネルギー、キレのある動き・・
正確な技術を持った、パワフルなダンサーです。
とにかく動きが速いので、オペラグラスでは捉えられません。

ロミオ役のマシュー・ゴールディングは長身、がっしり型で、
おおらかな雰囲気。
受け身の演技でしたが、オシポワがガンガンいくので、
二人ともガンガンでは煩くなるので丁度良かったと思います。
あれくらいの体格でないと、オシポワの相手は難しい印象・・。
技術も安定していましたが、リフトの時など、
二人のタイミングがちょっと合わない感じはしました。
舞踏会での出会いの場面、二人が舞台の両袖に立って
じっと見つめ合うシーンは胸に残りました。

プロコフィエフの音楽も素晴らしく、とくに「不吉」の前兆を表すような
あの有名な旋律(金管がちょっと・・)など、ダンサーに存在感が
無ければ、音楽に負けそうになりますが、プリンシパルの二人を
はじめ、平野亮一さんのティボルトやマルセリーノ・サンベの
マキューシオ等、脇役陣もしっかりとした演技と踊りで見ごたえが
ありました。

オシポワのダンスに見とれている内に、あっという間に終幕。
だけど、昔見た、フェリのジュリエットとは何かが違う・・
とくにラスト・・と、思いつつ、帰宅して昔のプログラムを探したら、
両方ともマクミラン版でした。
(フェリはマクミランのミューズでしたものね・・)
フェリのジュリエットは、しっとりと、情感豊かに悲恋を醸しだして
いたような・・。
技術だけ見れば、オシポワが上です。でも、味わいというか、
深みというか、記憶に強く残るという面では、
フェリのジュリエットは今でも脳裏に感動的に刻まれています。
その点、オシポワはちょっとあっけないかな・・

アラサーのオシポワ。今後のさらなる進化が楽しみです。
僭越ながら、あのテクと身体能力に、「タメの表現」
(押すだけではなく)が備わってくると、間違いなく、
超一流のバレリーナになるような気がします。

でも、すでに「ジゼル」の2幕のウイリー(亡霊)の踊りも
高評価なので、ジュリエットは、あえてあの路線でいったのかも・・
「ジゼル」と「ロミジュリ」、どちらにしようか迷ったのですが、
ロイヤルのコールドは・・とか思い、「ジゼル」は色々なダンサーで
100回は見ているので、お財布事情もあり、「ロミジュリ」に
しました。

「ロミジュリ」は、これもまた昔、チェロの巨匠・ロストロポーヴィチが
指揮をしたオーケストラルバレエ?というのを観ました。
この時は、文化会館の舞台の上にオケが陣取り、その前後で
バレエが展開されました。リトアニア国立バレエ団の若手二人の
ロミオとジュリエット。とても素敵でした・・
最後、少し離れて亡くなってしまった二人の手と手を、
ロストロポーヴィチが指揮台から下りてきて、つなげます。涙・・。

余談ですが、5時半の開場の頃、出口付近で、サラ・ラムさんが
ファンとの写真撮影に応じていました。サイン会もあったそうですね。
マチネの主役を終えて、ホッとしたような、柔和な、優しい表情でした。

来シーズンのプリンシパル昇格が決まったフランチェスカ・
ヘイワードのジュリエットも見てみたかったです。


(m)

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Stop ! Yulin玉林 犬肉祭 Dog Eating Fes.

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世界中からの非難にさらされながら、
今年もまもなく(6月21日)、中国・玉林で
〈犬肉祭〉が催されようとしています。
先日はアメリカ、N.Y.Times紙のトップで
大きく報道されていましたが、
日本では、日中関係を慮って、ネット以外では
ほとんど報道されていません。

一千万を超える反対署名が集まり、中国国内でも、
愛護活動家が抗議活動を繰り広げていますが、
皮肉なことに、報道によって祭りの知名度が上がり、
好奇心で犬肉を食べてみたい人が増え、
消費量が増えているとのことです。

また、海外からの非難が、現地で反発を買い、
かえって祭りを強行する雰囲気もあるようです。
日本のイルカやクジラの問題と似ていますが、
消費される犬の数は、祭りの日だけで一万匹以上!
玉林だけでなく、広州などでも、犬や猫は食されています。

痛めつけるほど美味になるなど・・どこまで本当か
わかりませんが、写真などで見ると、犬の飼育から屠殺まで、
極めて劣悪な状態に置かれているようです。
愛護団体などによって保護された中には
リトリバーや、首輪をしている犬も多く、盗まれた犬
が数多くいるもよう。

香港政府が中国全人代に、祭りの廃止を申し入れましたが、
少数民族の祭りということもあって、
中国政府の腰は重いようです。
犬の屠殺を禁じるために、「動物保護法」や
「動物虐待防止法」の制定も必要ですが、
先ずは、犬の窃盗犯を取り締まるべきです。

今後は、海外から署名の他にも、
中国国内の愛護活動家の後方支援や、政府間レベルでの
要望、また、犬肉業者の転職をサポートするなど、
より多方面からのアプローチが必要と思われます。
来日した中国からの観光客にチラシを配るなどして、
アピールする方法もあります。
(たとえ、彼らが、この問題に無関心であっても)


中国でペットを飼う人が増えたとはいえ、
ペットを可愛がる人たちと、犬肉を食べる人たちは別人種
と考えた方がいいでしょう。
ペットを可愛がりつつ、犬肉も食べるという〈切り離し〉組も
いるでしょう。


残忍な方法で殺されるという犬たちが本当に可哀そうです。

(m)


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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

秋田 クマ解剖 襲ったのは別のクマか?

秋田県鹿角市のタケノコ採りの人々を襲った
今回のクマ事件は異様です。
マスコミは犠牲となった方々に食害があったことを正確に伝え、
行政は次なる不幸な犠牲者が出ることを防ぐ必要があります。
同時に、人を積極的に襲って、食べるのは、
ツキノワグマの習性としては稀であることも伝えるべきです。

解剖結果から察するに、射殺されたメスのクマが
主犯とは断定できていません。

2歳の子グマを伴っていたという情報もあり、
遺体の食害に加わっただけの可能性もあります。
つまり、人食いグマは残存しているということです。

第一被害者に付着したクマの体毛のDNA鑑定、さらに、
第二~第四被害者に付着したクマの体毛のDNA鑑定により、
主犯グマの特定と、食害に加わったクマを特定し、
無差別な駆除は避けていただきたい。
現地は人の領域ではなく、クマの領域です。

現場で体調1メートル50センチのクマの目撃情報もあり、
入林は極めて危険。
自分たちだけでなく、
捜索隊や猟友会員の生命にも危険が及ぶことを、
タケノコ採りの方々は熟慮していただきたいと思います。

クマによる犠牲者のご冥福をお祈りいたします。


★続報・詳報
        ↓
日本ツキノワグマ研究所
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/


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(m)
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プロフィール

動物との共生フォーラム

Author:動物との共生フォーラム
東京都


すべての命に人道的な配慮を。


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