【2012年・動物愛護管理法改正に向けて】~次回のパブコメは自分の言葉で~

8月27日に締め切られた環境省「動物取扱業の適正化(案)」に関する
パブリック・コメントは、概算で、メールが5万通、FAXや郵送を含めると、
10万通を超えるコメントが届いているそうです。

今回もやはり、業界団体による動員が行われたようです。

動物取扱業者から成る各地の事業協同組合を統括している組織が、
3万通以上を目標に、組合員(加盟店)に対し、一店30通のノルマを課して、
規制に反対する旨の記入例を郵送していたとのこと。

たいへん残念なのは、
予想されたとおり、業界が動員をかけたことではなくて、
動物の福祉を向上させるために規制をかけたいと願う人々が、
業界と同じ行為をしてしまったことです。

環境省から見れば、同類項。
動物愛護の人々も、ネットで動員をかけているではないか、ということになります。
「そっちもやってるじゃないか」と、業界側の反発も必至。

読む側から見れば、安易なコピペによるコメントは一目瞭然なので、
度外視される可能性大。
逆に、つたなくても、自分の言葉で書いてあれば、それなりに伝わるものは
あるはずです。

パブコメは「数」ではない、といえども、
「数」によって、左右される事項もあるでしょう。
「8週齢規制に賛成です」と例文どおりに書いても、
その理由は、自分の考え(言葉)でないと・・。
無理して、分からないことを書く必要もないですし・・

検討委員会のある委員は、ご自身のブログで、
「記入例」を提示していらっしゃいます。
長年、殺処分の削減などをテーマに真摯に
著作を発表されてきた方で、取材し、書くことの辛さやストレスを想像すると、
頭が下がるばかりです。
だからこそ、この委員の「記入例」は重い。
多くの人々がコピペしたでしょう。
動物福祉へのお気持ちはわかりますが、
委員という立場で、「記入例」を提示して誘導と捉えられるのはいかがなものでしょうか。

8週齢でなくても・・12週齢を主張してもいいのです(私のかかり付けの獣医師のように)。
オークション(セリ市)に関しても、
確かに、議事録を読むと、委員会の雰囲気は、
「オークション(セリ市)を業に入れて監視する」という意見が支配的です。
しかし、「禁止を望む」と書いてもいいわけです。
現に、民主党「犬猫等の殺処分を禁止する議員連盟」は「禁止」を提言しています。

皆が皆、判で押したように、誰かの意見をコピペして出すのは、
動物の福祉に対して、無責任な行為に思えます。
(分からないまま、他人の考えを送るというのは、恐いことなのでは・・)

年内に、動物取扱業以外の課題について、再び、パブコメが行われます。
殺処分に関する事柄や、動物虐待、実験動物、産業動物の福祉など、
重要な問題ばかりです。
勉強は、今からでも遅くはありません。

次回のパブコメは、転載ではなく、自分の言葉で出しませんか?

(m)
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