【どうぶつ救援本部】~緊急災害時動物救援の今後をめぐって~

2011年10月7日。緊急災害時動物救援本部(どうぶつ救援本部)の評判がすこぶる悪いようです。
あちらこちらの会で、本部の対応のまずさを耳にします。
先日も、関係者の方が、「人が少なすぎる・・」と・・。

けれど、本部スタッフの方々は、精力的にがんばっていらっしゃる、と思うのです。
大震災から半年が経過。
問題は、なぜいつまでも、人材、人員の増強など、態勢の改善が見えてこないのか?
ということではないでしょうか。

なぜ補強しないのか?できないのか?改善する気が無いのか・・?

原発警戒区域から保護された犬や猫がひしめく、
福島県動物救護本部の第1シェルターも、
義援金(第二期)の配分が遅れているようですが(8・31時点)、
行政が管理運営しているシェルターであり、早急に原発警戒区域から動物を保護すべき
非常事態にもかかわらず、これほど審査に時間がかかるとは・・!

(ちなみに、三春町の第2シェルターは、世話人を契約期間一年で雇用しています。
 対象者は川内村、富岡町の住民(川内村のHPより)
 第1シェルターは無償で、食費から宿泊まで、すべて自己負担。これでは、
 スタッフの長期的な安定確保はむずかしいでしょう)

震災の被災動物の救護を願い、多くの国民が、ここならば信頼できると、
どうぶつ救援本部に義援金を送ったはずです。
義援金が交付された団体は、13団体(8・31時点)、
義援金の残高、約4億円(8・31時点)
交付対象、方法、スピード・・etc。
救援本部は、義援金を送った人々の気持ちに応えていると言えるでしょうか。

福島県のシェルターに行かれ、ボランティアをされた方々や、県救護本部の職員と
話した方々は、一様に、現場の皆さんは本当にがんばっていらっしゃいます!
と、賞賛されています。

436138_c185福島シェルター産経新聞

私も、そのように推察します。現場の方々は、懸命に職務をまっとうされていると・・。
私たち、日本人は、これに弱い。・・現場はがんばっている・・
そして、ともすれば、組織やシステム、態勢の欠陥の検証を怠ってしまうのです。

原発警戒区域には、まだ多くの動物がとり残されており、
民間団体や個人が、警察に捕まりながらも、懸命に給餌、保護しているおかげで
なんとか生きながらえている状態・・
県や環境省による保護活動が、人員、方法、速度的に効果的に機能しているとは言いがたい・・

いま現在、保護活動が行われており、
緊急災害時における動物救済の今後のあり方を述べる時機ではありませんが、
このまま、また、「あれは想定外の災害だったので、仕方がなかった」と、
うやむやにされてしまいかねません・・。
今後の救援態勢をめぐっては、真剣な議論と見直しが求められます。

「第14回動物愛護管理のあり方検討小委員会」で林委員長は、
どうぶつ救援本部は、阪神大震災以来、人も態勢も代わっていないこと、
今後は4団体だけでなく、もっと多くの団体が加わる必要があると発言されました。
まっとうな民間保護団体との連携も課題です。

さらに、災害時の動物同伴避難、および、自治体における受け入れを
法律で定めることが肝要です。

そして、各自治体で、新潟県のように、行政、獣医師会、ボランティアが
日ごろから連携し、ネットワークを構築しておく必要があります。
それは、保護した動物を遠方まで運ぶことなく、現地で飼い主との再会を
果たすことのできる受け皿をつくることにもなります。

福島県動物救護本部の現状
       ↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/529078/

福島県動物救護本部へのご支援をお願いいたします。
       ↓
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/kyuugoindex.htm
 
(m)
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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

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Re: No title

じろう様 大震災、心よりお見舞い申し上げます。ご相談の件ですが、どうぶつ救援本部には連絡されましたか?本部の
HPトップ左側の、「義援金の交付先について」をクリックして下さい。交付先団体についての情報を求めているので、事務局である日本動物愛護協会にお電話され、ご相談されてみてはいかがでしょうか?
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動物との共生フォーラム

Author:動物との共生フォーラム
東京都


すべての命に人道的な配慮を。


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