動物愛護管理法改正に向けて 「ペットオークション」(その2)

今日は、ペットオークションについて、つづきを書きます。
その前に、私は子供のころしか、犬を飼っておらず、
犬に関しては、まことに素人、ということを前述しておきます。
というのも、現在、検討されている「動物取扱業の適正化」の
主な対象動物は犬だからです。

平成22年の環境省の調べでは、犬の飼い主の約50%が、ペットショップや
ブリーダーから購入しています。
猫の場合、ペットショップやブリーダーからの購入は、6,9%にすぎず、
屋外で拾った人が多数を占めます。

動物愛護法改正について調べ始めて、犬と猫をとりまく環境というのは、
まったく違う、ということに、あらためて驚いています。

一般的に、猫の飼い主は、純血種にあまり関心がない。
いつ、どこで、どういう猫と遭遇して、保護することになるのか、
想像がつかない…。

昨秋、出版された「犬を殺すのは誰か」太田匡彦著(朝日新聞出版)によれば、
「オークションの会場では、生後40日にみたない子犬たちが、段ボール箱に入れられ、
カートに載せられて、次々と会場の中央に運ばれ、バイヤーによって競り落とされていく」そうです。
「兄弟犬との早すぎる、永遠の別離…。ガタガタふるえている子犬たち…。
値段は、幼いほど高く、犬種、外見の良さで決まる」とのこと…。

トレーサビリティーや病気の有無といった問題とはまた別に、
人間の家族であり、パートナーとみなされているペットが、
野菜と同じように、競りにかけられることに対する嫌悪感…。
近ごろ、生産者名が明示されている野菜も増えましたが、
命に対しては、繁殖者の名前すら明らかにされていないのです。

こうした倫理的な問題のほかに、さらに根深い問題は、
子犬や子猫が、外見によって、ふるいにかけられてしまうことです。
それは、命の商品化であり、グッチやヴィトンを買うように、
値段や犬種のみが価値基準となって、購入者のブランド志向(虚栄心)をくすぐります。

子猫の里親探しをしていると、希望者の好みはさまざま…。
あれまァ、どうしてこんな、ブチャ不細工な子を?(ブサかわ~)
なぜこんなにひょろひょろした子を?
驚くこと、しきりです。
何をどう「かわいい」と感じるかは、人によって異なり、主観的、感覚的です。
私も、昔、目ヤニだらけの、貧弱な白い子猫をもらったことがありますが、
保護した方から、「わざわざヘンなのを選んでいった」と言われたそうで…。
(その時は、白い猫ならなんでも、の心境だったので…)
これは、相性とか、縁、というものかもしれませんが、
でも、このアンバランスな、人の選り好みがあるから、
不細工な子も、貧相な外見の子も、幸せになれるのではないでしょうか?
 
                     (つづく)
101030_2306~02
ボク、不細工じゃないよ。 トム蔵

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