Book Review 「フランス流 節電の暮らし」 デュラン・れい子著

長年、ヨーロッパにお住まいのデュラン・れい子さんが書かれた
「フランス流 節電の暮らし」を読みました。

見出しを一部ご紹介しますね。

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*階段の電気は一階ごとに点き、消えていく

*フランス人が考える間接照明とは・・

*野菜は煮る前にスープにつけておく

*フランス流、スカスカ冷蔵庫の秘密

*シワになった衣類は、残り湯をスチームがわりに

*フランスの家電にはほとんどない、予約タイマー

*コンビニが一軒もないフランス

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興味深く読ませていただきましたが、すでに日本で行われていることもあり、
あまり日本にはいらっしゃらないせいか、情報不足の一面も感じました。

日本で、節電に無頓着なのは、団塊の世代から下の中年。
高齢者の世代は習慣として、もったいないことを避けるし、
若い世代も、キャンドルライトなど、けっこう工夫しているようです。

間接照明は確かに優雅ですが、私が数年間サンフランシスコに住んでいた時、
家族がつどう食卓は、天井からの灯りだったと思います。
居間は、スタンドやランプの間接照明でしたが、これで視力を落としたように感じます。
日本人には、暗い・・
私見ですが、白人(とくに青い眼)は、明るさに弱い傾向があるような・・
外出時はサングラス必携です。

私たち日本人は、子どものころから、本を読むときは明るいところで、とか、
テレビを見るなら部屋を明るくして、と言われてきました。

日本では、昔は囲炉裏、そして、ちゃぶ台と、家族が集まる「団欒」を
暮らしの中心としてきたので、家族みんなを照らす灯りを欲したのかもしれません。

欧米の居間にはソファがあって、家族はばらばらに座り、
それぞれにしたい事をするので、手元の灯りが必要・・

「個」の暮らしと、「集団」の暮らしが、照明の違いにも関係しているのではないでしょうか。

日本で最初の灯りがともったのは、まだ百数十年前のこと・・
「明るいこと」=文明開化のイメージが日本人の頭の片隅には残っているのかもしれません。
加えて、日本人ほど、「南向き」や「日なた」を好む国民もいないでしょう。

日本には「コンビニ」や「自動販売機」が多すぎると、
著者は述べていますが、私も同感。節電という意味からも・・。

ただ、これは裏を返せば、日本が諸外国に比べて安全ということです。
アメリカの街中に自販機を置いたら、一晩で壊されて金銭を盗まれるだろうし、
セブンイレブンも、11時を過ぎて営業したら強盗に狙われるでしょう。
(日本でも、コンビニは危ないですね)

日本のように若い女性が深夜にひとりで歩けるような外国の街は少ないし、
車を使うのが一般的です。
終電から女性がたくさん降りてくる日本では、深夜営業の店も、自販機も
それなりに便利ではあるのです。

著者が書かれているように、節電は「暮らし方」と一体なので、
そこを見直さないと、一過性になってしまいます。

先夜、集まりがあって、渋谷の道玄坂を歩きましたが、
大震災の節電モードはどこへやら、
ギラギラした照明と大音響の音楽や呼び込みで、うるさいこと・・!

それにしても、フランス人の3週間のバカンスはうらやましい・・!



(m)
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