アニマルシェルターセミナー第2弾「ボランティアに必要な基礎知識」参加報告

2011年12月17日(土)。アニマルシェルターセミナー第2弾!
「ボランティアに必要な基礎知識」の参加報告です。

講師: 田中亜紀氏 UC Davis (米国)

     水越美奈氏 日本獣医生命科学大学

     矢崎 潤氏 JAHA認定家庭犬しつけインストラクター

於: 日本獣医生命科学大学 10時~17時

主催: 日本動物福祉協会

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10月に開催された、「アニマルシェルタセミナー」第1弾では、
ボランティアを受け入れる側に必要な準備と知識がメインでしたが、
第2弾は、ボランティアを対象にしたセミナーです。

とはいえ、今回が初めてという方々のためにも?内容は前回と
かなり重なっており、復習になって良かったです。

長時間にわたるセミナーですので、田中亜紀先生の講演から要点を列挙します。

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☆ボランティアの安全やトラブル回避のためにトレーニングやオリエンテーションに力を入れる。
  ・簡単な作業でもきちんと方法をおしえる(誰がやっても同じように)
  ・犬や猫を見て「かわいい~!」と駆け寄ったりしないこと。
  ・シェルターの目的にあったボランティアを受け入れる。
  ・面接、同意書、簡単なテスト、修了書など(スクリーニング)
  ・やってもらう作業を明確にする(マニュアルの作成)。
  ・経験を積んだトレーナーでも、シェルターのやり方に従ってもらう。
  ・長続きするために、来たい時に来てもらう(一日2時間 月に8時間程度でもOK)
  ・ボランティアが辞める原因として、システム化されていないことや、時間のムダだと感じること。
  ・トレーニングはビデオやユーチューブでも見られる。

☆施設側のスタッフトレーニングも重要。
 ・リーダーシップはあくまでも職員。
 ・ボランティア管理ソフト(富士通開発、シェルター専用のソフト)
 ・ランチセミナーや懇親会など、成果、効果の確認、共有。

アメリカのシェルター・マネージメントはMBA保持者など、財務金融に強い人材が担当し、寄付金を運用。
職員の数は少ない。事務系のスタッフはパートが多い。

☆シェルターのストレスを避けるため、大切なのは、フォスターケア(一時預かり)を増やすこと。
 ただし、ホーダーを増やさないように、一人3頭まで、など制限する。

☆ シェルターで問題となる病気

     猫ウイルス性鼻気管炎(FVR) パルボ 皮膚糸状菌症
     ストレス性下痢 筋萎縮 問題行動 パルボ ジステンバー ケンネルコフ

 特に、猫のFVRは要注意。ストレスが最大の原因。潜伏期間は1~2週間
 最初の3日間のケアが重要(食欲、ストレス管理・・そっとしておく、タオルなど)
 24時間以内に、一時預かりに出す。
 FVRの徴候は、涙目、鼻みず、めやに、結膜炎、風邪のような症状・・
 ボランティアの衣服についた猫の毛からも感染する。

☆ ボランティアがストレス源となったり、感染を広げないように注意。
   ・手の消毒 部屋ごとにエプロンを換える、など・・
   ・さわる順番は健康な子犬・子猫→ 健康な成犬・成猫→ 羅患動物

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アメリカのシェルターはMBA取得者などによって経営、寄付金を運用して増やすようにしているのですね!

FVRは一般にネコ風邪と言われますが、確かにイヤな病気です。
失明する猫もいれば、治ってもキャリアとなって体内にとどまり続け、体力が落ちるとまた現れたり、
老齢の猫には命とりにもなります。子猫の時から、毎年のワクチン接種で防ぎましょう。

アニマルシェルターセミナー第1弾は、日本動物福祉協会の以下のPDFにまとめられています。
参考になりますので、ぜひご覧ください。

ボランティアプログラムを始めよう!
http://www.jaws.or.jp/documents/welfare/document/JAWSReport/20111228_114146/67.pdf

(m)
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