【秋田八幡平クマ牧場】~閉鎖で残されたクマたちの今後~

悲惨な人身事故をおこした秋田八幡平クマ牧場に関して、
劣悪な飼育の実態が次々と明らかにされています。

子グマが2頭いたことも判明し、クマの合計は29頭。
牧場は閉鎖が決まり、気になるのは、残ったクマたちの今後です。
病院などからの、残飯供給は当面つづけられるそうですが、
受け入れ先さがしは難航しているようです。
県内の阿仁クマ牧場だけが、なんとか検討中とのことですが、
こちらも80頭あまりのクマを飼育しています。

秋田県知事は会見で、指導のみで安全対策を講じなかった県の事故責任を認めています。
「事故については(飼養)許可を出した行政にも責任がある。
しかし、許可を出さないと、その動物はどうなるのかという悩ましい問題が出て来る」

秋田県は、日本有数のクマ棲息地です。
毎年、全国で、人里に出没したクマの大多数が捕殺され、
その中には、子グマを連れている母グマもいます。

これら、みなしごグマの問題は、長年、放置されてきたと思います。
「殺すな」という声もあり、
みなしごグマの観光目的での飼育が、クマ牧場の発端でもあります。

引き取り先が見つからなければ処分・・という、いつもの日本的な
短絡で、ネガティブな志向性ではなく、
犠牲になられた方々のご供養という面からも、
国と県、そして、専門家も関わって、世界に誇れるような孤児グマのサンクチュアリを作るべきではないでしょうか。
(孤児グマを自然にもどすことは出来ないのです)

八幡平の牧場施設は老朽化がひどく、事故現場では人も来ないでしょうから、
公営の阿仁牧場の施設を、未来の世代に向けて、
「人と自然、動物との共生」を考える自然観察の拠点センターに衣替えしてはどうでしょう。
基金を設けていただければ市民も寄付できます。

阿仁はマタギの里です。近くには、根子(ねっこ)という集落もあり、
マタギの子孫も現存。
さまざまな伝承やマタギの独特な慣習など、
民俗学の宝庫のような土地です。
平家の落人や源義経が逃れてきたという言い伝えもあります。
そして、世界遺産の白神山地・・

中途半端な、貧相な、時代遅れの施設では意味がありません。
地域起こしという観点からも・・。

北秋田のすばらしい自然と野生動物、民俗文化をリンクさせ、
世界中からビジターを呼べるようなパーク&センターの発想・・。

もちろん、飼育は専門家によって、適正に頭数制限されなければなりません。
展示の方法も、動物福祉にかんがみて考えなければなりません。

行き場のない孤児グマたち・・

クマによる被害を未然に防ぐ「防除」の強化とともに、
求められるのは、森の再生・・

よほどの緊急性が無い限り、母グマを捕殺するのはやめて欲しいと願います。

(m)
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