以下、「雨聴庵だより」(2007年8月)より転載。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八月に入ってまもない晩、数年ぶりに、トラツグミの声を聴きました。
ピー(少し間があって)…ヒョッ。
夜の森にこだまする声は、まるで誰かが口笛を吹いているかのよう。
トラツグミの声が聞こえるのは決まって暑く、乾いた、真夏の深夜。
「万葉集」にも登場する古(いにしえ)から知られた夜鳴き鳥で、ヌエ(鵺)
と呼ばれ、闇夜に鳴きかわす、姿の見えない声の不気味さから、不吉な怪鳥と
して畏れられてきました。
でも、私の耳には、どこか呑気で、ひょうきんに聞こえるのですが……。
その夜のトラツグミは長いこと、しきりに鳴いていました。
トラツグミ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・姿はかわいいですね。
声を聴いたのは、軽井沢の山中です。
大河ドラマなどでも、夜のシーンの効果音に、トラツグミの鳴き声がよく使われています。
ところで先夜の満月・・ごらんになりましたか?
久しぶりのブルームーン(ひと月に2度目の満月)。
ブルームーンは願い事をかなえてくれるそうです・・
(m)
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テーマ:鳥類 - ジャンル:ペット
- 2012/09/01(土) 21:01:03|
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