2012年秋はブナが凶作~相次ぐクマの出没と駆除~

今秋は、全国的にツキノワグマのエサであるブナが凶作です。

先日、長野市の中心街に出没したクマが射殺され、
長野駅構内でもクマの目撃がありました。

今後、各地で、腹を空かせたクマが人里や町中に出没し、被害が拡大する恐れがあります。

今年は早い時期から、ブナの不作が予測され、それに伴うツキノワグマの出没も
予測されていました。

無差別な駆除を止め、防除対策が喫緊に必要であり、

近年、このように頻繁に起こるようになった堅果類の凶作の原因究明、

クマの生息数の把握(広域モニタリング)と共生をめざす取り組みが求められます。

人の命を守り、クマの命も守る対策が必要。

早朝や夕方の出歩きはなるべく控え、外出時には、クマ鈴など、音の出る物を身につけましょう。


各都道府県による堅果類の豊凶調査結果:2012年(WWFジャパンまとめ)
http://www.wwf.or.jp/activities/2012/10/1089605.html


☆上記のリストによれば、ブナは各地で凶作~大凶作、ミズナラやコナラは、ばらつきがあります。
 リストに無い宮城県や福島県でも、平年の3倍超の目撃があります。

例えば、群馬県の上信越自動車道を車で行くと、沿道の山麓の大部分はスギやヒノキの植林です。

人工の針葉樹林に野生動物の餌となる堅果や果実はありません。

奥山に食物が無い年、仕方なく、エサを探して人里へと下りれば、命をうばわれることになります。

クマだって人に会いたくはないのです。生きていくために懸命なのです。

人が人のことだけを考えつづければ、これからも、地球上の多くの生物が滅びることでしょう。

生態系の最大の破壊者は人間なのです。

(m)
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クマと共に苦しむ

 タマさん、すごく苦しいです。野生のクマと八幡平クマ牧場のクマと共に生きていて。

 全国各地のマタギのシカリに直接お話をきくことのかなった赤羽正春さんの著作『熊』から、以下をご紹介させていただきます。

「熊は母系による血のつながりが顕著である。狩人は男で、母系を破壊する。男は血の結びつき、つながりを断絶させる。人は熊によって母系を強調してきた。熊は母という女性を至上とする精神の最上位に位置する。人は母系に対する尊崇とあこがれ、感謝を熊に投影してきたのである。

 熊の母系は人に規範を与え、女性を鮮やかに蘇らせた。血を破壊する男は野蛮・暴力としてとらえられ、反対に血を受け継いで、すべてのものを受容してゆく女性原理は受容・寛容・教育として把握された。(略)

 母系とは厳しい自然界にあってさえも人を豊かに育てるものである。母なる大地・母なる海・母なる自然・母熊、これらは裁可を求めてくるか弱い人に対して厳しい中にも豊かな恵みを施すものであった。」


 母系の象徴として畏敬されてきたクマを滅ぼそうとする人間社会とは?

 軍事基地問題、原子力政策、あらゆるいのちのつながりを断つ男性原理の前で、クマと共に生きようとするおのれの女性原理が試されています。

No title

山の実りの悪い年に熊の出没が増えるのは、ここ近年何度か起こっており、その間隔は短くなってるように感じます。道内でも、20年以上前に春グマ猟が禁止され、狩猟での入山が減ったことでヒグマのほうも猟師を含めた人への警戒心が薄れてきていると思われます。ヒグマの中でも、特に序列の低い個体は餌を求めて市街地に近いところまで下りてくるのは当たり前ですよね。飢えた時に初めにいなくなるのは序列の低い個体からというのは他の動物にも言えることです。それが自然状態か人間による駆除であるかの違いはありますが、人への恐怖心の薄れた序列の低い個体が生存して、子供を産んでそれを教育したならば、その子も市街地近くまで下りることに抵抗のない個体となる場合があり、結局は同じことが繰り返されるわけです。かつて、アイヌが人を危めたりアイヌ村近くを徘徊する人を恐れない危険なヒグマはどんなことをしてでも殺すことで、問題ある熊の世襲を絶つようにしていたこととつながります。

No title

先日に投稿したのですが、不正な投稿?として
受付されませんでした。なにか投稿基準などがあるのでしょうか

Re: No title

> さら様

先日投稿されたコメント、確かに当ブログに受信暦がありません。
なぜ受付されなかったのでしょう?
投稿基準はありません。
掲載されたコメントに個人名を出して誹謗中傷などがある場合は
掲載後に私の方で削除させていただくことはあります。

Re: No title

> さら様

10月11日にいただいた興味深いコメントを今ごろ見つけました。
なぜか迷惑フォルダーに振り分けられていました。
遅くなりましたが、アップさせていただきました。すみません!
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