動物との共生フォーラム

Friends of Nature & Animals Forum

原発警戒区域にはびこるセイタカアワダチソウと一時帰宅

原発警戒区域に訪れる2度目の冬・・

この秋、警戒区域はセイタカアワダチソウに制圧されました。人の背丈を越える高さ・・

20121109020jdセイタカ河北 水田を覆いつくすセイタカアワダチソウ (河北新報)

セイタカアワダチソウは明治時代末期に観賞用植物として日本に紹介され、
戦後、アメリカによる占領時代に、種が輸入物資に付いて入り、全国的な繁殖の発端となったそうです。

福島県の警戒区域だけではありません。日本中、ほぼ至るところに・・

10月中旬、所用で軽井沢へ行きました。碓氷峠まで、高速道路から眺めると、
セイタカアワダチソウが途切れる景色はほとんどありませんでした。
高速道路の中央分離帯にも侵入しています。
寒冷な気候には弱いのか、軽井沢では見かけませんでしたが・・。

imagesセイタカアワダチソウ

さて先日、警戒区域の一時帰宅について、「プライム・ニュース」(BSフジ)で、
現地を視察した平野復興相、浪江町の馬場有町長が出演され、現地の様子を報告されていました。

帰宅困難区域内の家屋の傷みは予想以上に進んでおり、空き巣被害もひどく、持ち帰れる物は無い状態・・
ブタなどが住みついていたり、イタチぐらいに大きくなったネズミだらけ・・
(ペットフード被害の話は出ませんでした)

「もうとても住めるような状態ではない・・」と、平野復興相は無念そうな表情でした。

馬場町長の悩みも深そうです。
「ビジョンを出して欲しい」と町民から請われ、「5年間は戻れない」と宣言したものの、
年間線量が20ミリシーベルトに下がるまでに5年、
その後、20~30年、戻れない状況が続く可能性も・・。
未曾有の原発事故の終息を予測することは不可能なわけです。

すでに3割近くの住民が、アンケートに「戻らない」と回答しており、とくに、若い世代、
子供をもつ家族が線量を心配するのは当然のこと・・
雇用や医療、教育といった切実な問題もあります。

もともと過疎の地域であり、雇用確保の面からも、原発が誘致されたのです。
(浪江町の住民は誘致に反対だったと聞きましたが・・?)

自治体が、何とか町を復興させたいと願い、
お墓参りをしたい、また故郷に住みたいという住民の方々の思いはあるでしょうが、
史上最大の産業事故とも言われる今回の原発事故を考えると、
いつかは帰れるようになる・・と、これ以上、淡い期待を抱きつづけるのはいかがなものでしょうか・・
曖昧な口約束は、かえって残酷な気がします。

私は東京生まれ、東京育ちで、故郷への思いが薄いのかもしれません。
実際、かつて住んでいたサンフランシスコにずっと暮らしてもいいと思っていたし、
気に入った場所があれば、移住してもかまわないと思っています。
そもそも女性は結婚すれば、生まれ育った土地を離れるものだし、
仕事などの理由で、都会に居つづける人が多いのも現実・・

ただ、そこへ永久に帰れないとなれば・・故郷を失うとなれば・・どのように感じるのか
実際に体験してみないと分かりません。

チェルノブイリの原発事故では、16の村が地図から消えました。
かの地では、消えた村々のプレートが墓碑銘のように立ち並んでいます・・

以下のブログで、警戒区域の一時帰宅の様子が、写真とともに報告されています。
        ↓

★山本宗補の雑記帳 2012年11月26日
 忘れがちだが、忘れてはならない警戒区域の惨状(一時帰宅同行記) 
 http://asama888.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-709b.html

  (以下、転載)
「被ばく牛を活用すれば、益畜として農地保全に大きな貢献ができるのは明らかなのだが。
 国はなぜ殺処分を止め、被ばく牛を生かして活用する道を考えないのだろうか」


★原発事故以来、警戒区域にとどまり続け、牛や犬、猫、ダチョウなど、多くの動物を世話されている
 松村直登氏。今回、「どうぶつ救援本部」から義援金が交付されなかったとのこと。
 皆さまのご支援をお願いいたします。
 (こちらのブログでも一時帰宅の様子が報告されています)
       ↓
ときぶーの時間  2012年11月26日
牛がダメだって?
http://blog.goo.ne.jp/tokigootokiboo/e/3c4b97a0caad973112c7d20335043fe4

(m)
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