アフリカゾウの密猟者と命がけで闘う保護官(レンジャー)

International Herald Tribune(N.Y Timesの国際版)(2013年1月7日より、要約転載)

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象牙価格の記録的な高騰により、アフリカ全土で、ゾウの密猟が深刻化しています。

チャドのザクーマ国立公園では、この10年間で、ゾウの頭数が激減、絶滅の危機に瀕しています。

(2002年に4,350頭だったゾウが現在は450頭。9割が密猟によるものです)

しかも、密猟への恐怖で繁殖が減り、この2年間でたった1頭しか産まれていません。

近年、密猟者は武装化し、反乱軍や、政府軍までもがアフリカ各国でゾウの虐殺に加わっています。

彼らが狙うのはゾウばかりでなく、ゾウを守る保護官(レンジャー)もターゲット。

多数の保護官が命を奪われています。


昨夏、コンゴでは、悪名高い密猟者の武装集団が自然保護区に潜入し、保護官5人を惨殺、希少動物

オカピ14頭が密猟されました。

ジンバブエの密猟者は、保護官に発見されないよう、ゾウの死骸に毒をまき、ハゲワシを殺しています。

モザンビークでは、密猟者が地雷を使用。

他国よりは状況が良いケニアのツァボ国立公園などでも、昨年だけで、6人の保護官が殺害されています。

チャドのザクーマ国立公園では、9月に5人の保護官が犠牲となりましたが、これは密猟者のキャンプを

一斉捜索した報復と見られ、スーダン軍の関与が指摘されています。

長年、野生動物の保護団体は、スーダン政府軍と連携した馬賊により、中央アフリカのゾウの個体群が

壊滅的な被害を受けていると非難してきました。
                              (要約転載おわり)
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アフリカゾウの密猟の深刻化の裏で暗躍しているのが、象牙を取引きしている中国人です。

ゾウ密猟、中国人が暗躍 道路工事の「副業」? ケニア
http://www.asahi.com/international/update/1225/TKY201212250876.html

絶滅の危機からゾウを守るために アフリカゾウ密猟防止プロジェクト
http://www.jtef.jp/showcase_elephant_03.html

「買わなければ殺されない」

(m)
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梅崎義人氏の著書

International Herald Tribuneは読んでないので何とも言えませんが、確かに中央アフリカのゾウの密猟は深刻な模様です。
「動物保護運動の虚像」で環境保護団体や動物愛護団体をかなり批判的に書いた梅崎義人氏でさえ、このアフリカ諸国の密猟の深刻さを指摘しています。
http://www.youtube.com/watch?v=ynApykaf8JM
>白人に象狩りを容認している欺瞞だらけのワシントン条約
http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20080824/1219530135
>梅崎義人「動物保護運動の虚像」の衝撃

ただ、ジンバブエについては、2008~9年に一時的に象牙の国際取引が認められた南部アフリカ四カ国の一つです。これらの国は密猟防止の自警団が組織される等して、ゾウの個体数管理がしっかりしてるおかげで、畑を荒らす等で駆除したり増えすぎて間引いたりしても、減らない、むしろ増えてる傾向にあるとか(だから2008年に輸出が認められたんです)。
http://www.trafficj.org/ivory2009/index.html#column1

この4、5年のうちに事態が悪化したのかもしれませんが、International Herald Tribuneの記事を読んでないので、どこまでホントなのか見当つきません。

これがホントだったら、次回国際取引が再開された時、ジンバブエと中国が対象から外される危険があります。
ただ、この元記事自体の信憑性が、どこまであるのか疑問です。
日本の捕鯨問題を見るまでもなく、この手の野生動物に関する事案については、その賛否双方の立場の人達の利害や主張が複雑に絡まってる為にすぐには結論出せないのが現状です。
また、個人的にはそんなに象牙の必要性は感じないけど、本当に象牙が必要な人にまで手に入らなくする事が正しいとも思いません。2008年に取引が認められた象牙は、現地の人達が自然死した個体から回収して保管していたストックです。
そういう物すら密猟の疑いをかけ、「買わなければ殺されない」の一言で消費させないのは如何なものかと思いますけど。

見方を変えたら「殺したものでなければ買ってもいい」って事ですよね。

Re: 梅崎義人氏の著書

>オキキリムイ様

ご意見ありがとうございます。

International Herald Tribuneは、New York Timesの国際版なので、記事は両紙に掲載されている筈です。
ほぼ一面を割いており、記者はJeffrey Gettleman、現地取材記事です。
記事を翻訳、要約した内容をブログに載せました。
近年、密猟が武装化して深刻、かつ方法が残忍になっている国々について、
ゾウの現状ならびに密猟者と命がけで闘うレンジャーの活動を記しています。
記事の信憑性については検証してください。電子版でも見られると思います。

先日の朝日新聞でも同様な記事が掲載されていましたが、こちらは、密猟の深刻化の背景として、
中国人が密猟者に多額の報酬を払っていることをメインにした内容でした。

>「 ただ、ジンバブエについては、2008~9年に一時的に象牙の国際取引が認められた南部アフリカ四カ国の一つです。これらの国は密猟防止の自警団が組織される等して、ゾウの個体数管理がしっかりしてるおかげで、畑を荒らす等で駆除したり増えすぎて間引いたりしても、減らない、むしろ増えてる傾向にあるとか(だから2008年に輸出が認められたんです)。
> http://www.trafficj.org/ivory2009/index.html#column1

南部アフリカ4ケ国に関しては、そのように言われています。
ジンバブエについては、IHTの記事の記述どおりです。モザンビークでの地雷使用も。
密猟の方法が悪質になっているということです。

日本で販売されている象牙製品は、飾り物(彫刻)、根付け、数珠、箸、茶道具、アクセサリーなどが主で、
人の生活になくてはならない物ではないし、出来るだけ代替品を利用していただきたいと考えます。
大多数の消費者は無頓着に象牙製品を購入していると思います。
象牙にこだわる方は適正に取引された製品を求めていただきたいと願います。


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