ゾウのはな子 朝日新聞で連載中の記事まとめ

現在、朝日新聞東京版で連載されている「最高齢のゾウ はな子」はなかなか大きな囲み記事で、
一般には知られていなかった情報も多く、貴重な特集です。

以下の朝日新聞のサイトに記事がまとめられています。
       ↓
http://202.218.150.141/tokyo/newslist.php?d_id=1300095

マイタウン東京
http://202.218.150.141/tokyo/news.php?k_id=13000001304160001


(6) 飼育方法 たびたび変化

2013年04月17日より転載  (太字は当ブログ)
http://202.218.150.141/tokyo/news.php?k_id=13000951304170001

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 還暦を境にはな子は全国から注目されるようになっていた。だが、環境はまた変わる。

 2011年4月から、飼育係がじかに接する直接飼育から柵越しに世話をする準間接飼育に戻したためだ。

 ◆ ◇ ◆

 きっかけは、また事故だった。前年10月、獣医師が脚に薬を塗った直後、鼻で突き飛ばされた。後頭部をコンクリートの床にぶつけた。軽いけがですんだが、近くには係留用の鉄環があり、頭に当たれば、大ごとになるところだった。

 成島悦雄園長は、「ゾウを人間が完全にコントロールはできない。命をはってやれとはいえない。職員の命を守るには、準間接にするしかない」と決断した。

 この数年、大けがをする事故はないが、鼻で倒されたり、追いかけられたりして、報告があったケースは05年以降、7件あった。

 準間接になり、飼育係が水浴びをさせたり、体をふいたりする光景は見られなくなった。飼育方法の変更が新聞記事に出ると、抗議が相次いだ。

 「職員の代わりはいるけど、はな子の代わりはいない」という投書まであった。都には園長更迭を求める手紙が届いた。親から「冷たい園長」と聞かされた子どもが、園長の顔を見て逃げたことも。

 疑問は、はな子を知る園の元職員からも出た。「人に頼って生きてきたゾウだ。飼育の仕方を切り替えるにしても、時間をかけてやらないと。いきなりでは、はな子が戸惑ってしまう」

 爪や肌の手入れも以前よりはやりにくくなった。

 ◆ ◇ ◆

 それでも、園長の決意は固かった。「野生のゾウです。ペットではない」

 鼻を縦に振っても、飼育係の安全が守られるように、おりの柵に横棒を入れた。

 柵の外からでも、ケアができるようにしつける、欧米で主流の「ターゲットトレーニング」を始めた。飼育係が「頭」といって、棒で頭を触ると、そのままの姿勢で動かないようにする。上手にできれば、ご褒美の餌をあげる。だが、はな子は餌に釣られないうえ、体調を崩したこともあって、訓練は中止せざるをえなかった。

 事故が起きれば、ゾウは鎖につながれてしまう。そんな不幸な目にあわせたくないから、飼育係はいつも細心の注意を払う。それでも、事故は起きる。ゾウの脚の裏は柔らかく足音がしないため、近くに来ても気づかないからだ。

 ◆ ◇ ◆

 どうやって防ぐのか。

 上野動物園の横島雅一さん(60)は3月まで、飼育係が集まって安全対策を話し合う「全国ゾウ会議」の幹事長を務めてきた。25年間、ゾウの世話をした経験から、こう言い切る。

 「攻撃の意図がなくても、何かに驚いて振り向いた時に、鼻にあたることもある。狙われる場合もある。直接飼育では完全には防げない」

 そして事故があるため、飼育係の希望者は少ない。怖い目にあった人は担当から外さざるをえないからベテランは育ちにくい。オスに比べておとなしいメスゾウは直接飼育が主流だが、上野のように準間接への移行を決めた園もある。

 ただ、それにしても、はな子の飼育方法はたびたび変わってきた。飼育係とべったりだったり、遠ざけられたり、またかわいがられたり。

 直接飼育を認めてきた井の頭自然文化園の前園長の永井清・上野動物園教育普及課長(56)は、「飼育係の安全をはかりつつ、はな子も満足するには、どうしたらいいのか。みんな悩んできた」という。自省をこめて、07年のはな子の還暦の記念誌に書いた。

 「あえて『人生』というほど彼女は人と生き、時に人に翻弄(ほん・ろう)された生き方をしてきました。世話のされ方も親密だったり疎遠だったりと、常に『人』が運命を変えてきました」

 賢いはな子は、とっくに今回の変化にも気づいているだろう。        (転載おわり)

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あの時・・準間接飼育に変わった時、はな子ファンの人たちや、本当に多くの人々が、はな子のことを

心配しました。

この記事によれば、元職員からも、「飼育の仕方を変えるにしても、時間をかけてやらないと」という

意見が出ていたとのこと。確かに、ベテランの飼育員さんをいっぺんに複数はずすなど、

内部事情を知らない来園者から見ると、唐突感はあったし、怪訝にも思いました。

はな子の年齢への心配もありました。

当初、はな子は本当に戸惑っていたようでしたから・・。

井の頭の前園長が書かれたように、

はな子は生まれた時から、「運命」を人間によって変えられ、翻弄され、生きてきたゾウなのだと思います。

(m)
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