環境破壊企業の「隠れ蓑」 「世界自然保護基金」の暗部http://www.sentaku.co.jp/category/world/post-2816.php(以下、「選択」 2013年5月号より記事を抜粋)
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・・・(前略)・・・
パンダをトレードマークに使用するWWFの存在は日本でもよく知られている。
希少生物を守るために活動していると妄信されているが、愛らしいパンダ印は「裏の顔」を隠し持つ。
グローバル企業とともに環境破壊に手を染め、さらには軍需産業への便宜供与まで行っている疑惑も
浮上している。
保護区での軍事訓練
WWFの実態究明に熱心なのは環境先進国ドイツだ。昨年5月、「シュピーゲル」誌電子版は
「WWFは環境より産業を守る」と題した記事でインドネシアを舞台に行われている森林破壊の実態を暴いた。
・・・中略・・・
パーム油を生産している林はWWFの環境保全プロジェクトに組み込まれている。
「持続可能な森林」として、パーム椰子の栽培と同時に植林が行われているというが実態は伴わない。
多くの農場が禿山と化し、森林が減少しているという。
記事の中で元WWF職員の一人は、地元政界工作などに現金が配られている実態や「持続可能なパーム林は
存在しない」と告発している。
WWFはインドネシアで野生トラのための保護区を運営しているが活動費は寄付で賄われており、
その出資者はパーム油で儲ける多国籍企業なのだ。
WWFは穏健な団体とみられているが、途上国での傍若無人な振る舞いは多い。
一昨年、アフリカ南部のジンバブエの自然保護区で大きなスキャンダルが持ち上がった。
WWFの名誉総裁である英国エジンバラ公フィリップの現地視察の前に、武装警官が村を急襲し、
住民が多く存在する土地の椰子林を焼き払ったのだ。これはWWFが計画したマングローブ植林のための
所業だった。加えて、現地WWF職員による20万ドルの基金横領疑惑が浮上し責任者が辞任している。
WWFが勧告して設定される自然保護区はアフリカ大陸各地に点在しているが、
ここが軍需産業に提供されているという疑惑もある。
「保護区の中で傭兵訓練や、兵器テストが実施されている」
・・・・(中略)・・・
WWFはもう一つの欺瞞を抱えている。
自然保護区におけるスポーツ・ハンティングの許容だ。
アフリカ大陸に存在する保護区の多くで、娯楽目的の狩猟が許容されている。 (抜粋おわり)
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「選択」の記事は、ドイツの「シュピーゲル」誌・電子版を元にしているようです。
グリーン・ウオッシュ・・「環境に影響を与える企業が、自然保護運動に関与することで、企業イメージを
良くする」ことをいう言葉。
記事はまた、WWFの設立時からの、貴族特権意識と有色人種への差別にも言及。
各国政府や国際組織への影響力が強いゆえに、懸念されると結んでいます。
アフリカではゾウやサイなどの密猟が深刻な事態となっています。
その背景には、腐敗や賄賂が常態化している国で、WWFと、現地の役人などとの癒着があるのでしょうか?
(m)
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- 2013/05/10(金) 16:16:58|
- 自然・環境
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