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琵琶湖のカワウ 撃ち殺すだけが解決策か?

2013年9月30日(月)朝日新聞 「ひと欄」に掲載された以下の記事。
             
           
琵琶湖で増えすぎたカワウを撃つ獣医師ハンター

琵琶湖のカワウ


(記事より抜粋)太字は当ブログ

「・・・樹上の巣にいる親鳥の急所をエアライフルで狙う。
命中率80%・・・5年間に一万7161羽を仕留めた。
会社全体では4万5千羽を超えた。
子育て中の親を撃つのが功を奏し、生息数は一万羽余りまで減った。
緑も戻りつつある。

殺生への葛藤は犬の解剖実習のとき乗り越えた。
「カワウ全体と共存したい。そのために、あのカワウを殺す。
迷いはありません・・(後略)」
                              (抜粋おわり)

****************************************

琵琶湖の竹生島がカワウによって占拠され、島の自然を壊し、

琵琶湖の漁業被害にも深刻な影響を及ぼしているのは事実だ。

しかし、カワウ繁殖の原因をつくったのは人間である。

詳しくは、こちらを参照ください。
http://eaglet-office.co.jp/nature-essay/561

人間が長い年月をかけてカワウ繁殖の原因を作っておいて、

人間の生活に悪影響をおよぼすとして殺処分されるのは野生動物の常と言ってもいい。

人間はまったく勝手な生き物、しかも、自分たちの力を尊大視して自然を破壊する。

その罪滅ぼしのように、「人と動物との共生」を唱えるが、

お題目だけで、自分たちに害がおよべば、即殺のご都合主義。

人間が謙虚になり、百歩も千歩も譲らなければ、自然や動物との共生はおぼつかない。

それにしても、子育て中の親鳥を殺して、ヒナも全滅させるというのは残酷な方法に

思えてならない。もう少し知恵を絞り、動物福祉に配慮できないものだろうか。

ハンターの須藤氏は獣医大学の解剖実習で殺生への葛藤を乗り越えたと述べている。

先日、ある講演会で、獣医大学での外科実習の話が出た。

実験動物として入手、あるいは繁殖させたビーグル犬などを班ごとに毎回1頭を手術・・

不妊去勢、腎臓摘出、脾臓摘出、胃切開、腸管吻合、膀胱切開、骨折・・

切り刻んで、殺処分。物のように使い捨てられる命・・

欧米の大学では、動物を使わない代替法や動物献体制度が設けられ、

獣医学水準も日本に比べてはるかに高いのだという。

自ら代替法を訴えてきた講師によれば、獣医学生は言われるままに致死実験を行い、

動物を飼ったこともなく、動物を愛したこともない・・

かたや大学では殺すことしか教えず、そのまま卒業していく・・


殺生の葛藤を乗り越えるのではなく、持ち続け、疑問に感じて欲しい。

数ではなく、「命」として向き合い、知恵を絞って共存の道を見出して欲しいと願う。

(m)



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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

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No title

こんばんは 以前に投稿いたしましたさらと申します。こちらの記事を読んで少し疑問に思ったことを書かせていただきます。まず、カワウが異常繁殖して環境や漁業関係者に多大な影響が長い間続いてきている。これを即急に解決するために県がこの会社に依頼したことについて、殺生そのものに嫌悪感を抱いているように感じているのかなと思えます。そもそもの依頼の目的が竹生島の自然環境を守るということを忘れてはいけないと思います。自然環境が守れなければそこに住む他のいのちも近隣住民の生活も守ることはできません。例えばアメリカの環境保護においても、この保護区に何頭までのバイソンがいることで生態系が保てると算出して、それ以上の数は駆除するとして、ハンターを有料で公募して集めたお金を保護活動費にあてる。欧米では極めて合理的に考えれるが、日本人はどうしても「殺生はかわいそう」という感情面が表にでてしまい、自然や動物を科学的に客観視することができなくなっているのではないかと思うのです。以前、ヒグマのニュースについて書きましたが、今年も札幌でTV取材中にクルーの前に現れたヒグマをハンターに駆除依頼した映像を流した後、駆除を批判するメール電話が局に殺到したそうです。誰だって駆除せずに収めたい心情はあっても、地域の安全な生活を守るためにしなければいけないと道民は思っていても、道外の方は「かわいそう」だからと納得はしない。「いのちは大切だ」という誰もが反論できないことを振りかざすが、地域の現状も理解せずに安全な場所から批判だけを感情的にぶつけてくるのです。知恵を絞って共存の道を見出してほしいと言うのであれば、即急にできる代案を示すべきではないかと思うのです。

Re: No title

さらさん、お久しぶりです。ご意見ありがとうございます。

> 殺生そのものに嫌悪感を抱いているように感じているのかなと思えます。

いえ、そうではありません。「子育て中の親鳥を殺してヒナも全滅させる方法」を嫌厭します。

カワウが激増した原因は、釣りのために河川に大量に放流された養殖魚や、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚の増殖、また、梁漁や堰堤などでせき止められた場所では、魚の行き来が遮られてたまり場となりやすく、カワウにとって絶好の餌場となっていること。

つまり、原因の多くをつくったのは人間であり、問題を長年放置してきたのも人間、琵琶湖の自然環境を壊し
続けてきたのも人間!

<例えばアメリカの環境保護においても、この保護区に何頭までのバイソンがいることで生態系が保てると算出して、それ以上の数は駆除するとして、ハンターを有料で公募して集めたお金を保護活動費にあてる。

アメリカの環境保護政策は州により、自治体により、異なります。私が住んでいた1970年代後半の
サンフランシスコでは、沿岸の島で増えすぎた鹿を一頭一頭、麻酔して他のエリアに移していました。

<以前、ヒグマのニュースについて書きましたが、今年も札幌でTV取材中にクルーの前に現れたヒグマをハンターに駆除依頼した映像を流した後、駆除を批判するメール電話が局に殺到したそうです。

抗議の声をストレートにあげるのは極めて少数の人たちです。今年は(も?)ヒグマの出没が多いそう
ですが、とくに注意して見ていないかぎり、首都圏で出没の報道はほとんどありません。
誰も知らないし、関心もないのが現状です。この膨大な無関心層こそが問題だと思いませんか?

即効性のある解決策は無いでしょう。しかし、現場のマンパワー不足、予算不足、マスコミの偏った
報道は、よく耳にします。
対策としては、クマを誘引するような物を除去し、クマの出没する時間帯の不要不急の外出を避け、
専門家によるモニタリングの充実化など・・

先日、群馬県の上信越道を車で走りましたが、見渡すかぎり、開発され、放置されている杉林。
野生動物の餌になるものはありません。

一見、自然に優しいように見える日本人ですが、よくぞここまで自然を破壊してきたものです。
本当に、人間が百歩も千歩も譲らなければ、動物との共生なんてありえない。

最近、その感を強くしています。











No title

こんにちは しばらくぶりで続きを書かせていただきますが、「子育て中の親鳥を殺してヒナも全滅させる方法」が最も数を短期間で減らすよい方法だと感じます。これらを狙うのが心情的に許せないという感情面での嫌悪感ということは以前書いたことにもつながると思います。あくまでも目的はカワウの数を減らして人や動物を含めた環境を守ることだということを忘れてはいけないと感じます。
ヒグマ駆除の抗議については、都市部からの少数の意見であっても「駆除そのものが悪だ かわいそう」という声は行政のみならず誰もが反論できない身勝手な意見にしか映りません。なにかおかしな平和主義を盾に抗議をうけると誰もが委縮してしまう。むしろ無関心層が多いことで抗議がこの程度(といっても電話だけで100件は超えていたそうですが)ですんでいるのかなとも思えます。人間にとって本当に大事なもの 守るべきものが何なのか自然環境と合わせて、もっと関心を持って考える時にきているかもしれませんが、感情一辺倒で地域の現状を無視して考えるのは危険な要素を含んでいるように思えるのです。

Re: Re: No title

さら様

コメントありがとうございます。

本来、人は感情をもつ生き物ではないですか?
「親鳥を殺してヒナも全滅させる方法」を残酷だと感じるか、一番効果的だと感じるか・・
感じ方は人により異なるものです。私は残酷な方法だと感じます。

あなたがいう自然や環境に「命」は存在していますか?
何かとても無機質な感じがするのですが・・。
人間は「自然」を破壊すべきでも、支配すべきでもありません。
人間は「自然」の一部にしかすぎません。

> ヒグマ駆除の抗議については、都市部からの少数の意見であっても「駆除そのものが悪だ かわいそう」という声は行政のみならず誰もが反論できない身勝手な意見にしか映りません。なにかおかしな平和主義を盾に抗議をうけると誰もが委縮してしまう。

私は基本的に貴方の意見に賛成しますよ。私のブログに「駆除そのものが悪だ かわいそう」などと
書いたことはありません。
ヒグマ駆除と平和主義と、どうつながっているのでしょうか?

「無関心」は現状容認か、さらなる悪化を招く要因では?

>人間にとって本当に大事なもの 守るべきものが何なのか自然環境と合わせて、もっと関心を持って考える時にきているかもしれませんが、感情一辺倒で地域の現状を無視して考えるのは危険な要素を含んでいるように思えるのです。

このご意見には賛成です。

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