三鷹女子高生刺殺事件~警察の失態~

2013年10月8日の夕刻、家の上空を旋回するヘリの音がうるさくて、

何だろうと思い、テレビをつけたら、女子高生が刺されたと報道されていた。

画面をよく見ると、犯行現場は、私もときどき歩く道!

閑静な住宅街と報じられていたが、いささか寂れた雰囲気の道で、

夜ともなれば人通りも少ない。

現場は、神田川を挟んで、三鷹市と杉並区の隣接地点。

被害者の学校の担任は、事件の4日前、

杉並署に彼女へのストーカー行為を相談していたが、

杉並署は、住まいのある三鷹署に相談するよう促し、署から連絡はしなかった。

だが、ストーカーは実際、どこに現れても、どこで事件を起こしても不思議ではない。

校門の傍らで待ち伏せしていたかもしれないし、駅のホームで犯行に及んだかもしれない。

容疑者はすでに自宅まで来ていたのだから、警察がすべきは、彼女を護衛することだった。

ストーカー行為に関しては、被害者の身を守ることが最優先されるべきである。

若い女性にしてみれば、ストーカーは恐怖そのもの。

それをどこまで、警察は察知していただろうか。

被害者の自宅近くには交番もあったので、自宅まで付き添うことも、

パトロールすることも可能だった。

被害者にそこまでの危機感がなかったとしても、

「殺すぞ!」という脅し文句だけの事例がほとんどであったとしても、

今回、手続きを重視し、容疑者への電話と被害者への安全確認の電話だけで済ませようとした

警察の失態は否めない。

しかも、警察からの電話が容疑者の殺意を増大させた可能性もある。

相談を受けた折、自宅の戸締りに気をつけるよう、一人にならないよう、注意したのだろうか。

警察が、彼女の命を本気で守ろうと思えば、未然に防げた事件だと思う。

逗子のストーカーによる殺人事件でも、

警察は被害者の現姓を犯人に見せるなどの過ちを犯した。

市民の命を守ることにもっと真剣になってもらいたい。


ところで、今回の痛ましい事件については、恋愛のもつれや怨恨以外にも、

要因があるように思えてならない。

二人の生活環境や境遇が違いすぎるのだ。

被害者の女子高生は脚本家・倉本聰氏の親族で、現代美術家の曾孫でもある。

ご家族が出したコメントにも教養が感じられる。

彼女は女優・タレント活動をしながら、米国留学もして、得意な英語を活かし、

国際機関で働くことも夢見ていたという。

つまり、自分の夢や目標を明確にもち、実現をめざして着々と歩んでいた。

一方で、容疑者は無職。以前はフリーター。

フィリピン人とのハーフとのことだが、今まで差別を味わってきたのかもしれない。

格差社会と言われているが、彼女の夢や裕福さも、彼の憎悪を増幅させたのだろうか。

だからといって、容疑者に同情の余地はないが、

昨今の多くの事件が示しているように、

彼が決して特異な人間ではないこと、夢や目標を見失っている人が多くいること、

支える人や仕組みが十分でないことを痛感する。

事件後、被害者の淫らな動画がネットで流されたそうだが、

ネットとは所詮、そういうもの。

ネットで知り合い、付き合って、幸福を得たカップルがいるなら、

それは宝クジに当たったに等しい。


被害者のご冥福を心よりお祈りいたします。


(m)

追記:

11日夕方のニュースでは、
警察からかけた電話は、容疑者の携帯電話ではなかったとのこと。
また、被害者宅のクローゼットに潜んでいた容疑者は、
被害者と警察の電話やりとりを聞いたものの
内容まではわからなかったと話している、と報道されました。

授業が再開された被害者の高校の通学路では、
警察官が物々しく警備にあたっていましたが、
まるで儀式のように、今さら警備しても手遅れでしょうが!
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