どうぶつ救援本部:「今後の救援事業の進め方」について2014年2月19日
http://doubutsukyuen.org/main/index.php/archives/4031(以下、抜粋)*下線は当ブログ
3 緊急災害時動物救援本部において実施中または関係機関と調整中の救援活動について
東日本大震災が発生してから約3年が経過しました。
しかし、未だに福島県などにおいては支援が必要な状況が残されています。
このような事態をできるだけ早期に解消するために、関係機関と協同しながら、
次の事項に関する支援事業を実施中または実施を予定しているところです。
(1)仮設住宅等で暮らしている飼い主及びペットの救護
(2)全国各地のシェルター等に保護収容された東北3県のペットの救護
(3)福島県の三春シェルター等において保護収容された犬や猫の救護
(4)帰還困難区域等において迷子になっているペットの救護
(5)帰還困難区域等において繁殖した野生の犬や猫等の管理
(6)諸課題に対応するための拠点整備(三春シェルターを活用
緊急災害時動物救援本部としての対応ですが、
「被災したペットとその飼い主のための義援金にご協力ください」
「被災したペットの飼い主に対する支援のための募集」という呼びかけで
義援金を募集していたことを踏まえて、
救護の対象とする動物の種類や範囲については慎重に取り扱わなければならないと考えています。
しかし、このような制約がある中でも緊急災害時動物救援本部として
実施できることをできる限り模索するために、
人が関わらない環境下で野外繁殖した犬や猫の保護管理についてどのようなことができるのか、
また、緊急災害時動物救援本部に代わって緊急災害時動物救援本部の構成団体が
その固有業務としてできることはないのか等といったことについて検討を進めているところです。
(抜粋おわり)*ぜひ全文お読みください。
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予定されている支援事業
(1)仮設住宅で暮らしている飼い主及びペットの救護これは飯館村などに残されているペットの救援ということでしょうか。
ぜひお願いいたします。
3月には具体的な支援内容が公表されるとのことです。
飼い主のいない猫から産まれた猫の不妊手術についても、前向きな検討をしていただければと思いますが、
フクシマスペイクリニック、及び、他地域でも、有志の獣医師の先生方が協力をしてくださっていますが、
ぜひ日本獣医師会や獣医師関連の他団体に不妊去勢手術への協力をお願いできないでしょうか。
東日本大震災は想定外の津波や原発事故という未曽有の事態でしたが、
どうぶつ救援本部に求められるのは災害に迅速に対処できる人材と、
対策を速やかに実行に移すマンパワーだと思います。
獣医師には被災動物を救護できる技術があり、地域ごとに支部(拠点)もあり、
今後の災害対応は、獣医師による組織が軸となって対応されるのが良いのではないでしょうか。
そして、次に大切なのは、自治体、地域ごとに、普段から官民のネットワークを構築し、
災害時にどのように連携し、地域で動けるのか、獣医師にもご協力いただき、
災害時のための具体的なプログラムを作っておくことです。
動物愛護団体に協力を依頼する方法もありますが、個人商店のような団体やNPOも多く、
実際に活動をしている人は少数です。団体同士が、なかなかまとまりにくいのも難点。
そのためにも、動物愛護推進員(活かされていない自治体が多い)や
市民ボランティアの登録なども積極的に進め、防災への啓発を推進すべきでしょう。
ペットが保護団体によって遠方に連れ去られ、行方不明になる事態は避けたいものです。
(m)
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テーマ:動物愛護 - ジャンル:ペット
- 2014/02/19(水) 23:30:55|
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