2014年4月7日。「みんなの党」の渡辺喜美代表が記者会見で代表辞任を表明した。
DHC会長からの8億円の借入れが理由だが、
吉田会長に借金を依頼する渡辺代表のメールまで公開されており、
選挙時期であったことから、選挙資金の要請であったことはごまかしようもない。
だが、渡辺代表は選挙資金であったことを否定し、法的には問題ないが、
党や多くの人々に迷惑をかけたので辞任するとのこと。
政治家のいつもながらの辞任会見に終始した。
党内からも、「代表を辞めてもらわないと、党がもたない」「選挙で勝てない」などの
声があがっていて、結局、議員が真剣に考えることは自分の浮沈だ。
「みんなの党」という看板を掲げながら、事実上は渡辺氏の個人商店のような党。
トサカ頭の強い個性をもつ代表が一兵卒になってしまうと、一挙に存在感を失う。
代表を引き継ぐこれといった人物も思い浮かばない。
おそらく時間の経過とともに、自民党に吸収されるか、散らばっていくのではないか・・。
あるいは、渡辺氏はしばし潜伏し、みそぎは済んだと、代表に返り咲くのかもしれないが、
このところの渡辺氏の言動を見ると、求心力は過去形になりつつある。
本人が真っ先に自民党へ出戻る可能性もある。
政党も企業も、ワントップのトップダウン型組織は脆い。
代表のカリスマ性や強烈なリーダーシップに引き寄せられる輩はイエスマンばかり。
異なる意見は排除されるため、リーダーを中心にした純化が進む。
リーダーがいなくなると、結局、消滅へと向かう組織が多い。
動物保護団体にも言えることではないだろうか。
(m)
渡辺代表の夫人、まゆみ氏は、「希望の牧場」を支援しており、
公開討論会に立ち見で参加していた際にも、
「希望の牧場へ夫を連れて行きます」との言葉どおり、
渡辺氏を牧場へ同行した。
先日の週刊誌に「銀のフェラーリを駆る、みんなのイメルダ」という
見出しが躍っていたが、
牧場を訪ねた時はゴム長だった。
フェラーリとゴム長のギャップ・・というか、使い分けがすごい。
渡辺代表がまゆみ夫人に頭が上がらないのは事実らしい。
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
- 2014/04/07(月) 18:51:43|
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