鳥獣保護法改正 クローズアップ現代を視聴して。

昨夜(15日)のNHK・クロ現のテーマは、

急増する野生動物被害 ~拡大の実態~

ゲストの大井徹氏(森林総合研究所)の解説はたいへん的を得ていたと思います。

その場しのぎ的に、ただシカやイノシシを駆除するだけでなく、電気柵など、

野生動物を畑に寄せ付けない努力や工夫をして、駆除は最後の手段・・

行政に野生動物の専門家を配置する必要性は、かねてから言われていますが、

なかなか進んではいないようです。また、一つの自治体だけでなく、

県をまたぐ広域的な情報共有やモニタリング、対策も、もっと推進されるべきでしょう。

どうも、「共存」「共生」は建前だけのような気がします。

人間の暮らしや経済に多大な影響を受ける野生動物。

今後、温暖化などの不確実要素もあって、

生態系のバランスを保つことはますます難しくなるようにも思いますし、

野生動物の生態についても、さらなる研究が必要です。

いずれは無人となる集落に来る野生動物を駆除するために

多額の税金を投じるのもどうなのでしょうか。

人間が呼び寄せてしまった野生動物に、自然を返すという考え方もありかと思います。

鹿児島の、3本足の噛みつきザルは射殺されたそうですが、なぜ足を失くしたのでしょう?

よく生き延びたものです。足を失くしたことと、人に危害を与えるようになったことと

関連性はあるのでしょうか。

大井氏は、あの離れザルは特殊な個体だと言われましたが、私もそう思います。

TVを見た人が、サルはみんな人を襲うと誤解したら困ります。

過疎の村で、一人暮らしの高齢者が寂しいので、野良ネコにエサを与え、猫が増え、

そのペットフードを狙ってサルが来るようになったとのことですが、子猫が犠牲となり、

番組では、成猫もサルに追いかけられていました。

福島の原発警戒区域でも同様なことが起きているのでしょうか。

大井氏が言われたように、鳥獣保護法の改正によって、繁殖力の強いシカやイノシシと

繁殖力の強くないクマやサルが同様に狩猟の対象とならないように願います。

シカも、今年の大雪でだいぶ命を落としたそうですし、

野生動物はみな、ぎりぎりのところで生きているということを、忘れてはいけないと思います。

大井氏の言葉どおり、現在駆除されているシカが27万頭、

それが2倍の54万頭も駆除されるようになるのですから、その死体の始末はどうなるのでしょう。


話は変わって、嬉しい記事が、軽井沢ツキノグマ日記に載っています。

昨年、迷子のコグマにサル用の発信機を付けて放したところ、無事に母グマと再会し、

一緒に冬眠していたようです。

軽井沢・ピッキオには新しいベアドッグが導入されるようですね。

アメリカですくすく成長している子犬の写真が可愛いです。

軽井沢町が取り組んでいるクマ対策が全国に広がればいいのですが、

やはり専門家の配置が肝心ですね。

知識のある専門家を相応の待遇で雇用すれば、野生動物を研究する学生も増えることでしょう。

(m)
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ブログ
ジャンル : ブログ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

動物との共生フォーラム

Author:動物との共生フォーラム
東京都


すべての命に人道的な配慮を。


★リンクフリーです。転載はご自由に。

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
旬の花時計 V2
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR