同行避難と同伴避難

同行避難と同伴避難。「同行」と「同伴」。
辞書を見ると、どちらも「一緒に連れていく」という意味だ。
しかし、ペットのこととなると、どうも意味は異なるようだ。

「同伴避難」という言葉は、3.11の大震災の後、「同行避難」と
混在して使われてきた。
「同伴避難」というタイトルの本もある(児玉小枝著)。
実は、熊本地震が起きるまで、私も同じ意味だと思っていた。

正確な意味は、「同行避難」=一緒に連れて逃げる。
「同伴避難」=一緒に連れて逃げ、避難所などで一緒に居る。

「同伴避難」して、避難所でトラブルが多発しているとのこと。


「人の水もないのに犬に飲ませるのか?」
 ペット同伴避難でトラブル相次ぐ 唯一のペット避難所は…

http://www.sankei.com/affairs/news/160425/afr1604250003-n1.html


先ずは、意味の混乱を避けるため、今後は
「同行避難」という言葉に統一すべきだと思う。
(「同伴避難」出来る新潟県以外)

自宅から避難する際にはペットも連れて行くこと。

環境省が「同行避難」を推奨しても、現実には、全国の
自治体の避難所でペットを受け入れてくれる所は少ない。
例え、受け入れたとしても、避難民でごったがえす屋内には、
動物が苦手な人、アレルギーのある人が居り、
また、ペットの鳴き声などが、ただでさえ不安や恐怖や落胆
を抱えて過ごしている人々の神経を苛立たせる。

避難所でペットを受け入れるなら、ペットを連れた飼い主だけの
部屋やスペースが必要である。
しかし、満員で、とてもそんな余裕が無い場合は、ペットだけが
屋外や倉庫などで過ごしたり、飼い主と車中泊するしかない。

では、ペットと同行避難して一緒に過ごすには、どうすればよいのか。
これは、平時に、飼い主が災害時用のネットワークを作って、
地域の防災会、町会、自治会に掛け合い、飼い主とペットの
ための避難場所をあらかじめ確保しておくことだ。
民間会社の倉庫やロビーなど、提供社や提供者を探す。

国が「同行避難」を推奨しても、自治体がこれに従うとは限らない。
福島県でも、獣医師会による避難マニュアルは用意されていた。
その後の災害においても、避難所でのペット受け入れは遅々として
進まない。

受け入れにOKを出すのは地元の防災委員会である。
その承諾を、日ごろから取りつけておかなければならない。

災害時、自分の命は自分で守る。
そして、ペットの命も自分で守る
その覚悟が必要だ。
行政には頼らない。頼れないから。
他人まかせにもしない。

「ペットは連れて行けない」と言われたら、
「では、私も行かない」と答えよう。
素直に従い、置いていかれて死んだ動物たちのことを忘れまい。
「嫌だ!」と強引に、ペットを連れて行けるまでがんばろう。
それが、自分でペットを守る勇気と覚悟だ。
家族なのだから。

折り畳み式のケージ、水、ペットフード、小型トイレ、
ペットシーツなどは普段から車の中や、
取り出しやすい場所に備えておこう。

ちなみに、杉並区は同行避難です。
ですが、前述したように、地域で避難できる場所を確保して下さい。
区内では、災害時ペット対策を積極的に進めている地域もあります。

(m)
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Re: こちらに

鍵コメさま

ご連絡ありがとうございました。

私が思っていた所ではありませんでした。

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