スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【井の頭公園 ゾウのはな子】4月から間接飼育に!! 64歳~独りぼっちの老ゾウ~

吉祥寺・井の頭自然文化園にいるゾウのはな子は
たぶん、日本で一番有名なゾウ、最高齢のゾウで、
熱心な「はな子ファン」が、全国に大勢います。
その方々が今、とても心配しているのは、
今年(2011年)4月から、はな子が間接飼育になり、
大好きな飼育係さんたちとの直接のふれあいが、なくなってしまったこと。
なぜ一緒に遊んでくれなくなったのか…
なぜ、仲間(群れ)のベテラン飼育員さんたちに会えなくなってしまったのか…。
東京都の動物園が、象を直接飼育から間接飼育に移行させる流れ、
なんて、はな子にはわかりません。
さびしい老ゾウは、飼育員の姿を探しもとめ、 
じっと飼育員用の出入口にたたずみ、中をのぞきこんでいることが多くなりました。
飼育員を呼びたいのか、ストレスが溜まるのか、鼻でしきりに鐘を鳴らすしぐさも…。
(一時は、鐘が鳴らないようにされていました)

TKY201101270164hanako.jpg
    飼育員さんたちと一緒で嬉しそうな、はな子。もう見られない光景?

はな子が井の頭に来たのは1954年。2年後、深夜、ゾウ舎に侵入した酔っ払いに
驚き、踏み殺してしまい、4年後にも、飼育員の死亡事故があったため、
動けないよう、足をクサリでつながれ、狭いゾウ舎に閉じ込められました。
そんな、はな子の担当として、井の頭に赴任したのが、故・山川清蔵さんです。
山川さんが見たのは、暗いゾウ舎の中、閉じ込められた苦痛からやせこけ、
目をギラギラ光らせて、人間への敵意をむき出しにしている、
幽霊のように変わり果てた、はな子の姿でした…。
山川さんは、すぐに重いクサリをはずし、つきっきりで世話をしました。
根気よく、なでる、話しかける、なでる、のスキンシップで、はな子一辺倒の日々…。
かたくなに閉ざされていたはな子の心がようやく開き、山川さんの手をなめるまでに、
6年かかりました。

4eb62aa8fa7ba517d38661ed46dc5bfe山川さんとはな子
(c)「にわとりトシ子の、君の瞳を逮捕する!」
 山川宏治さんに水をかけてもらって喜び、前足を上げるはな子。こんな光景も、もう見られない?

今年3月まで、清蔵さんの息子さんの山川宏治さんが、多磨動物公園から戻られ、
チームで、はな子の世話をされてきました。
長年の、きめこまやかな給餌や、直接ケアによって培われた
飼育員とはな子の信頼関係が高く評価され、賞も受賞しています。
古く狭い施設でも、飼育員の直接的なケアによって、はな子の行動が複雑になり、
生き生きとし、それが楽しそうに見えるので、来園者も喜びます。
今年1月、はな子の64歳のお誕生会に出かけましたが、
ケーキよりも、何よりも、はな子の目当ては飼育員さん。
かまってもらいたくて、うずうず、うずうず…。
このゾウは、飼育員さんたちの愛情あふれる直接ケアによって、
ここまで生かされてきたのだ、と思いました。

DSCN1784_convert_20110519100035.jpg
竹ぼうきで遊ぶ、はな子     (2011年のお誕生会で)

はな子は、賢く、繊細で、好奇心にあふれ、お茶目な性格です。
それは、64歳のおばあちゃんになった今も変わりません。
動物にとって、ストレスは健康をそこなう大きな要因です。
この突然の間接飼育が、はな子の心に与えるショックは、はかり知れません。
最近は、背中にぶつぶつが目立ち、前足のツメに穴が開いてしまったそうですが、
(ゾウは足のケアを怠ると命とりになりかねないそうです)
これらは、間接飼育によるものでしょうか?
しかも、5月15日(日曜)には、園内で、パンクロックのコンサートが開かれたとのこと。
はな子は甲高い音が大の苦手。ゾウだけでなく、騒音が苦手な動物は多いはず。
動物園は、まず動物のことを、考えるべきではないでしょうか。

はな子は、戦時中に猛獣処分で餓死させられたゾウ、花子のかわりに、
戦後、人々のたっての願いで、タイから贈られました。
はな子に、自分の人生を重ねあわせ、特別な感慨をもっている方々もいるでしょう。
このゾウまでもが、もし孤独で、不幸な死を迎えることになるとしたら、
井の頭の動物園だけでなく、多くの日本人が、かけがえのない「宝物」を失うことになり、
その時になって、悔やんでみても、悔やみきれないことになります。

64歳のはな子にとっては、一日、一日が貴重です。

飼育員の安全、はな子の幸福、はな子を大切に思う人たちのため、
どうか智恵をしぼって、解決策を見出してくださるよう願ってやみません。



飼育担当者の苦心と想い、はな子の苦難。はな子の愛らしさ、人間っぽさがよく分かります。
 ぜひご一読ください!

関連ブログ:

・世界の動物ニュース 最近のはな子さんの様子がレポートされています。
http://worldanimalnews.blog97.fc2.com/

・にわとりトシ子の、君の瞳に恋してる!  お誕生会の模様など、はな子の記事。
http://blog.goo.ne.jp/flint1961/e/eefb7fa9c01a533db4f6a36d73e78d9b

・はな子ネット
http://www.saru-para.com/hanako/


***********************************************

☆「原発警戒区域に残された動物たちの救出許可を嘆願する署名」にご協力ください。
  英文ですが、コメントは日本語で入力できます。
            ↓
http://www.thepetitionsite.com/26/save-animals-in-Japan-evacuation-zone/

(m)
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 先日、はなこに会いました

鍵コメさま

コメントありがとうございます。
片足をゆらゆらさせて体を揺らせているのは有名な「はな子ダンス」だと思います。
いわば退屈しのぎ?

はな子さんはご老体なので、体調も日々異なると思いますが、
鍵コメさんが見たような状態は日常的に見られる姿です。
飼育担当の方々も、懸命にはな子の世話をしておられるでしょうが、
野生のゾウは国境を越えて膨大な距離を移動します。
箱庭のような運動場は、はな子には狭すぎて、見に行くたび、
動物園のあり方について考えさせられます。

飼育方法がたびたび変わったことは、はな子には気の毒でした。
数々の試練を乗り越えてきたのだと思います。


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

井の頭公園の近くに住んでいますが、
このような事実は知りませんでした。

間接飼育!ひどい。
象を見極めてやるべきでしょう。
パンクロックのライブ?
逃げる場所のない動物たちのつらさを思うと。。。

山の中で鳥笛をふくと
繁殖期の鳥に影響があるとも聞きますし、
動物たちにも感情があるのですから
人間の都合で飼い殺し、犠牲にするのは
本当に勘弁してほしい。

もはや動物園すら虐待におもせます。

Re: No title

nonさま

コメントありがとうございます。

はな子さんが間接飼育になった時は、はな子ファンや
多くの人たちが抗議をしました。

はな子が歳をとって、予測できない行動に出ることがあって
飼育員の安全を考えてのことでしたが、
それまでのはな子がベテラン飼育さんにべったりだったので、
急激に飼育方法を変えたのは、はな子にとっては
ショックだったと思います。が、試練をけなげに乗り越え、
老齢の体を考えて、飼育員さんたちも、きめ細かに
対応されているようです、

動物園でのパンクコンサートは無神経だったと思います。

はな子

先日、井の頭へ行き、はな子を見ました。
(昨日書き込みをさせて頂いたのですが、一部誤字があったので今朝修正したら全部消えてしまいました。再投稿させていただきました。)

片足をゆらゆらさせているのは野生動物がストレスのときにやる「常同行為」ではないでしょうか?

私もなぜ足を前にやったり後ろにやったり、同じ行為を繰り返すのか、その時はわかりませんでした。たまたま子供たち相手の解説員がいたので「なぜあのような行動をしているのですか?」と聞きました。

すると「昔、曲芸をしていたのでそのなごり」と言いました。「え?曲芸?!では今エサをほしがっているのですか?」と聞くと、私から目をそらし「…え・・いや・・はな子はあまり食べないので・・」としどろもどろに答え、話題を変えてしまいました。

なにかおかしいと思って帰ってから調べたところ、動物がストレスの時にする異常行為であるとわかりました。

動物園の職員は解説員のことを動物の専門家だと言っていました。専門家が「常同行為」をしらないはずがありません。動物園に都合の悪いことは隠ぺいするのです。

関節飼育もストレスの一つの要因ではないでしょうか?はな子は悲しいのです。はな子のさみしさが伝わってきます。やりきれなくて電車の中ではな子を思い出すと涙があふれてしかたありません。

Re: はな子

だんぼ様

何度もコメントをいただきましてありがとうございます。
コメントが消えてしまったのは、FC2か、私のパソコンの不具合によるもので、
だんぼさんの文章のせいではありません。ご迷惑をかけました。

はな子を見て、だんぼさんのように悲しい気持ちになる人は少ないかもしれませんね。
大半の見学者は「わ~、ゾウだ」「あんまり動かない、つまらないね」で終わってしまうでしょう。
はな子の生涯は、日本の戦後の動物園の歩みと重なります。
狭いオリに入れられた動物たちは、はな子だけではありませんよね、
まだまだ見世物小屋感覚から脱皮できない日本の動物園。

イギリスなどでは、ゾウなど、群れで暮らし、長距離を移動する哺乳類の動物園での
飼育を禁止しています。

だんぼさんの思いが、日本の動物園における動物福祉の向上につながることを祈ります。

No title

レスありがとうございました。

はな子は66年前に井の頭に連れて来られて、66年もあの狭い「見せ物舞台」(動物園は運動場を呼んでいます)と狭い檻の中(人間世界でいえば6畳一間というところでしょうか)で生きなければなりませんでした。来る日も来る日もあの風景、同じ風景、同じ空しか見る事ができなかったはな子を思うと胸がしめつけられ、人間の身勝手さに怒りを覚えます。

動物園では動物を「展示」すると言います。展示?動物はモノではありませんよね。命ですよね。動物にも感情があります。悲しい、さみしい、苦しい、怖い、楽しい、嬉しい等々、人間の言葉がしゃべれない分、ストレスで常同行為を繰り返すのは当然だと思います。はな子の間接飼育だって人間第一、人間本意、人間上位そのものです。

事務所に行って間接飼育について尋ねると「人間に事故があったらどうするんですか?あなた責任もてますか?象がさみしいかどうか知ったこっちゃない。」といった表情で「現在は世界的に間接飼育の傾向です。」と言いました。は?世界的傾向?あんな狭い檻に閉じ込めて間接飼育するのが世界的傾向ですか?イギリスの長距離哺乳類の動物園飼育の禁止を知っていれば即刻言い返したのに…悔しいです。今からでも世界の動物園の情勢を勉強して職員に聞いてみたいと思います。

戦後、全国横並びに動物園を次々と作ったツケが、今しわよせとなって動物園をもてあますことになっているように思えます。

井の頭不自然動物園に遊園地が必要ですか?子供のカン高い声がストレスになる動物だっています。遊具と動物を同じ次元で考えていること自体、「子供の情操教育」など[「教育」の名のもとに人間の傲慢を正当化しているだけです。要は入園者を増やすには子供をターゲットにしようという戦後の安易な体質が抜けきれない姿勢を感じます。戦後に比べ曲芸をやらせないだけマシですが、JAZAもこれからの動物園のあり方を考えていると言っていました。でも遅々として進まず、曲芸をしないだけ1歩前進でしょうか?いいえ、いまだに水族館では企業がスポンサーとなり「いるかショー」で金儲けをしています。「人間優先主義」は戦後とまったく変わりません。

動物を狭い檻に入れて子供にみせて「かわい~」といって楽しむ。それのどこが命のふれあい教育でしょうか?それを子供の情操教育としている限り、本当の意味での動物園の未来はないような気がします。

動物園が本当に動物のために存在できるようになるには、どうしたら少しでも自分が役に立てるだろうかと考えています。とりあえずインターネットで配信して現状を皆に知って頂ければと思っています。

タマさんのブログは大変に参考になりました。このブログを読まなければ間接飼育になったことを知らずにいたと思います。

はな子にエサをあげているとき、人間に手だけが見えました。直接飼育の時、かわいがっていた飼育員はどうしているのでしょか?かわいがっていたはな子を、ある日突然「規則だから」と放り出すことなどできるのでしょうか?できたから間接飼育なんですよね。。。

たくさん書き込んですみません。

最後にひとつ、はな子の「見せ物舞台」は奥から手前に傾斜しています。だからバランスを取るためにいつもお尻を向けていますね。人間だってビー玉の転がる家に住んでいたら気持ちが悪くなるのに。なんで傾斜?掃除がしやすいから?雨のため?今度、聞いてみようと思います。

読んでいただきありがとうございました。

No title

タマさん、いっぱい書き込んですみませんでした。

私もtwitterなどではな子のこと拡散してたくさんの人に知ってもらいます。

ありがとうございました。

Re: No title

だんぼ様

長いコメントでも一向にかまいませんよ。
ありがとうございます。

日本では犬や猫の愛護活動をする方々は結構いるのですが、
動物園で飼育されている動物の福祉向上のために声をあげる人は
極めて少ないのが現状ですので、よろしくお願いいたします。

飼育基準のハードルを高くして、基準を満たせない動物園は
順次、閉鎖していくべきだと思っています。
実際、赤字経営の動物園も多いのです。
赤字のしわ寄せは飼育されている動物たちにきます。
ハコモノ的な感覚からの脱皮が必要ですし、
動物園を訪れる私たちの考え方も変えていかなければと思います。

プロフィール

動物との共生フォーラム

Author:動物との共生フォーラム
東京都


すべての命に人道的な配慮を。


★リンクフリーです。転載はご自由に。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
旬の花時計 V2
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。