動物との共生フォーラム

Friends of Nature & Animals Forum

「殺処分ゼロ」の神奈川県に批判の声

犬猫「殺処分ゼロ」、
神奈川県の方針に疑問や批判 
神奈川、ボランティアに負担集中


カナロコ by 神奈川新聞 2016/12/31より転載
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161231-00014577-kana-l14

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県が掲げている犬猫の「殺処分ゼロ」の方針に、
疑問や批判の声が相次いでいる。
県動物保護センター(平塚市)に収容された犬猫を引き取り、
譲渡先を探すボランティアに負担が集中しているからだ。
黒岩祐治知事は施策を継続する意向だが、
動物を「生かす」ために解決すべき課題が山積している。

 「センターから民間にたくさんの動物が移動している。
理想だけでなく、足元を見てからゼロ展開してほしい」。
12月15日の県議会厚生常任委員会。
口頭陳情に立ったNPO法人神奈川動物ボランティア連絡会の
代表が訴えた。

同センターは、犬は2013年度から3年連続、
猫は14年度から2年連続で殺処分ゼロを達成。
黒岩知事は「達成は快挙」と喜んだが、
登録ボランティア(愛護団体や個人)頼みなのが実情だ。
15年度は、センターが収容した犬396匹と猫623匹のうち、
ボランティアが犬175匹、猫は約8割に当たる495匹を引き取った。

 「もう限界」。猫保護団体「たんぽぽの里」
(相模原市中央区)の代表(51)が漏らす。
15年度に県センターから引き取った163匹の大半は、
引き取り手の少ない病気や高齢の猫だった。
1匹の医療費に約40万円かかった例もあり、
寄付に頼る団体の運営を圧迫している。同年度はこのほか、
センターを介さず約300匹を引き取っており、
40だったシェルターの収容定数を一昨年と昨年20ずつ増やしたが、
常時定数をオーバーしている。

 「どんどん譲渡を進めないといけない。でも、安易な譲渡はできない」
とこの代表。気軽に飼い始めた飼い主が簡単に手放す-。
その連鎖が、行き場のない動物を生み出しているからだ。
無計画な飼育で飼い主の手に負えないほど繁殖する
「多頭飼育崩壊」も増えていると感じている。

米国と日本で臨床経験を持ち、同市内で保護動物専門の
病院開設の準備を進める獣医師(55)は
「センターが『生かす』施設に転換したなら、
行政の役割を再構築しなければならない」と指摘する。
喫緊の課題として(1)センターの土日稼働や、
獣医師の24時間対応などソフト面の充実
(2)ボランティアの負担や飼育環境の調査
(3)飼い主とトラブルになるリスクの高い多頭飼育崩壊への介入
-などを挙げる。

さらに、簡単に答えの出せない命を巡る問題もある。
例えば、瀕死(ひんし)の動物に多額の医療費を費やすべきか、
安楽死させるべきか-。
この獣医師は「殺処分ゼロを語るならば、
課題の一つ一つに真剣に目を向け、
解決策を話し合わなければいけない」と強調している。

転載以上

この記事は、夜空の輝き さんで紹介されました。


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なるほど、だから先般の「殺処分ゼロバブル?」
のシンポが神奈川県で開催されたわけですね。
(PWJの件も絡んでいるようです)

ボランティアが「殺処分ゼロ」を、議会で口頭陳情
のかたちで批判するとは、初めて聞きました。

文中の獣医師は西山ゆう子先生でしょうか?
至極まっとうな指摘だと思います。

生かす施設に転換するなら、行政のシステム自体
(保護シェルター、スタッフ、稼働時間などを含めて)
を変えていかなければなりませんね。

ボランティアや保護団体にどれ位の負担がかかって
いるのか調べ、やはりすべて無償で頼むというのは
虫がいいというものでしょう。

一方で、保護団体やボランティアがキャパオーバーと
叫びつつ、動物を引き取っているのも解せません。

今後、高齢者人口が増えるにつれ、多頭飼育も
ますます増加するでしょう。
そのためにも、早い段階でのフォロー、高齢者福祉部門
との連携が必要だと思います。
川崎市がすでにそのお手本を示しています。

一挙にゼロが難しいなら、まずは苦痛を強いる
非人道的なガス致死を止めて欲しい。
このことを言う人が以前より少ない気がするのですが・・


(m)

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