巷では「殺処分ゼロ」の是非が盛んに取り上げられていますが、
そもそも、殺処分の中身とは何か。
以下は、東京都の殺処分について。
動物愛護相談センター整備基本構想(案)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/shingi/singih28.files/3_siryou3.pdf・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.動物福祉等(苦痛からの解放、著しい攻撃性、
衰弱や感染症によって成育が極めて困難)
の観点から行ったもの、及び、
2.引き取り、収容後に死亡したものを除いた致死処分を
殺処分と表現しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小池都知事は殺処分ゼロを公約に掲げており、
東京都は動物愛護相談センター(本所)を移転、新築します。
上記1,2を除いた殺処分は、離乳前の子猫が大半。
都民からの意見募集(2月・送付者数 180件)でも
新たに構想されているセンターにおけるガス処分廃止を求める意見が
多数寄せられました。
東京都の場合、子猫の殺処分に対策を打つ必要があり、
処分頭数からすれば、もはやガス処分機は要りません。
麻酔薬を使った安楽死に切り替えて欲しいと切に願います。
ガスによる殺処分は非人道的です。
薬を使うのは担当職員の心的負担が大きいと言われ、
コストもかかりますが、
人間の都合により、センターに持ち込まれた犬や猫を
機械のボタンを押すだけで窒息死させ、遺骸をゴミのように
処分し、この世に存在しなかったように扱うことこそ、
「殺処分ゼロ」を唱える前に止めるべきことではないでしょうか?
「終生飼養」「適正飼養」の啓発も必要ですが、
すべての人間が良い飼い主になれるわけではありません。
やむを得ず、ペットを手放す場合もあります。
「ゼロ」という数字に囚われ、
以前よりも、ガス致死の廃止を求める声が少ないと感じております。
(中型~大型犬を保定できる獣医師が少ないからとも聞きました)
(m)
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テーマ:動物保護 - ジャンル:福祉・ボランティア
- 2017/04/23(日) 23:15:43|
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