神戸市とプラントハンター・西畠清順氏が打ち上げた
「めざせ!世界一のクリスマスツリーProject」が批判を浴びている。
糸井重里氏の「ほぼ日」もProjectに賛同の立場だ。
批判に対する、糸井重里氏のTwitter。
「 冷笑的な人たちは、たのしそうな人や、元気な人、
希望を持っている人を見ると、
じぶんの低さのところまで引きずり降ろそうとする。
じぶんは、そこまでのぼる方法を持ってないからね。」
さらに炎上を煽るコメントだ。
人々は、冷笑ではなく、憤怒しているのである。
糸井氏は、「かえって、PRになって良かったじゃない」
と宣っているかもしれない。いや、そうだろう。
「ほぼ日手帳」のセール期でもあり、
「TOBICHI」もイベントに出店。
「言いたい奴らには言わせとけばいいのよ」
と、たぶん、批判など、どこ吹く風なのだろう。
やはり、コピーライターである。
「楽しければ」「面白ければ」、加えて、「儲かれば」それで良い。
本質的には「自然」への敬いを持ち合わせない人だった。
プロジェクトを主催するプラントハンターなる肩書を名乗る
西畠氏は自身のFBで、以下のように書いた。
「もし、あの木をみて「かわいそう 」と思ったなら、
どうか、どうか その植物に対するやさしさだけは、
忘れずにいてください 。
そしてその気持ちをもったまま
ぜひこれからの人生を歩んでもらいたいと思います」
傲慢な言いぶりである。
人々は「神木」であるとかないとか、
そういうことに怒っているわけではない。
もともとこのプロジェクトが、「めざせ!世界一」のタイトルのように、
世界一飾りの多い生木であるとか、ギネス記録への挑戦とか、
その裏側に透けて見える商魂などが、
多くの人々のアンテナに触れたのである。
要するに、単なる大仕掛けのパフォーマンスじゃないか、と…。
日本のクリスマスはそもそも、ビジネス。
プロジェクトは、神戸の震災犠牲者の鎮魂、などと銘打っているが、
誰が生きている木を,
目立ちたがりの、ひと月だけの世界一イベントのために
伐って「鎮魂」を感じられるのだろうか。
150年という時間を生き続けてきた、あの古木が
建材や日用品になるなら、それはそれで構わない。
だが、ツリーに使った後は、腕輪にするなど、ひたすらお遊び志向だ。が、
フェリシモが辞退したので、慌てて鳥居にするなどと述べている。
井上靖の「あすなろ物語」を子供の頃に読んだ。
アスナロの木は、「いつかヒノキになろうと夢を見ながら」
プラントハンターによって命を絶たれ、神戸港に晒された。
この安易で田舎人めいたプロジェクトについてはすでに
多くの記事がアップされているので参照されたい。
イベントの中止を求める署名は一週間と数日で2万人に迫る
勢いで増え続けている…。
署名: ★世界一のクリスマスツリーPROJECTを中止して下さい https://www.change.org/p/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%BCproject%E3%82%92%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E3%81%97%E3%81%A6%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84関連記事:★神戸市「世界一のクリスマスツリー」で損なわれた「ほぼ日」のブランド価値 http://scotchhayama.hatenablog.com/entry/2017/11/21/221455★批判浴びる世界一のクリスマスツリー企画
文章提示もさらなる炎上にhttp://news.livedoor.com/article/detail/13967576/(m)
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- 2017/12/02(土) 22:29:15|
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