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動物との共生フォーラム

Friends of Nature & Animals Forum

猫の安楽死について

愛猫の命が尽きようとしている時、
飼い主はどのような選択をすればいいでしょうか。

以下の記事が参考になります。
ぜひご一読ください。

 愛ネコの最期を看取るときーー現役獣医が教える安楽死、
ペットロスとの向き合い方
 

3/31(土)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180331-00012025-jprime-life

★この記事は夜空の輝きさんで紹介されました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これまで何頭もの猫を看取って来ました。
その都度、「もっとこうしてやれば良かった」
「ああすべきではなかった」「もう少し早く気がついていれば」
などと、後悔ばかりがつきまといます。
動物は話せないので、飼い主が察するしかなく、それが
正解なのかどうか、思い惑ってしまいます。

「安楽死」は言うは易し、行うは難しの行為です。
以前、扁平上皮ガンになった12歳のメス猫を安楽死
させたことがありますが、その後、後悔をひきずりました。
数年経って、ようやく、「あれで良かったのだ」と思えるようになりました。

その猫は32頭を庭で多頭飼育していた近所の老女から保護しましたが、
猫風邪で片目が失明しており、
くしゃみや鼻水など,酷い後遺症がありました。
とても人懐こい生後半年のキジトラでしたが、貰い手はなく、
「ハナマル」と名付けてうちで飼うことにしました。

頻繁にくしゃみをするし、膿のような鼻汁を飛ばすのでハナマルも
気の毒、壁に飛び散る鼻汁を拭いて回るのもしんどい日々でしたが、
12歳の時に扁平上皮ガンと診断されました。
口内の上あごが侵され、骨も溶けて、あごに穴が空いてしまいました。
顔をちょっと下に向けても出血します。
水を飲もうとすると、器の水が血で赤く染まります。
エサを食べようとすると、口の穴に入って誤嚥してしまいます。
ハナマルは空腹でエサを催促しますが、そんなわけで与えるわけにもいかず、
点滴は出来ましたが、口から食べたがっており、
点滴しても、貧血と栄養不足で弱っていくのは時間の問題でした。
かかりつけの獣医師に相談しました。
「痛いのでしょうか?」
相当痛いでしょう、との返答。
安楽死をさせた方が良いか、思い切って訊ねたところ、
「それも考えた方がいいでしょう」とのことでした。

けれども、安楽死のため処置室に一緒に入った時、
ハナマルは見た目、まだ元気でした。
室内を見回し、「ここはどこ?」という顔をして私を見ました。
安楽死は止めようかと一瞬ためらいましたが、
言葉に出す間もなく、処置は思わぬ速さで遂行されました。
ハナマルは、私になでられながら目を閉じ、永遠の眠りにつきました。
その様子から、苦しみはありませんでした。
でも、最期のその時、一粒の涙が、ハナマルの閉じた目から零れ落ちました。
私はひどく動揺しました。
ハナマルは苦しくても、生をまっとうさせたかったのではないか…。

猫が自分の目の前でもがき苦しんでいたら、迷わず安楽死を
獣医にお願いすると思いますが、
難しいのは、猫がまだ元気な場合です。
症状によっては、そのまま看取りをするのですが、
口から食べたいのに食べられないハナマルが、
なぜ食べさせてくれないの?と
私を見ているのはあまりにも辛く、
私自身が耐えられないという心境でした。

翌日、病院から、ハナマルに供花が届きました。
獣医師の温かいお心づかいに少し気持ちが和みました。

後にも先にも、安楽死の体験は、その一度きりです。
それは、大変重いものでした。
やはり、こちらの意志で命を終わらせることへの罪悪感にさいなまれます。
その方が、猫にとって苦しみがないと分かってはいても、
後悔を感じます。

昨今、ノーキルかローキルかの議論も盛んですが、
ひとつ、ひとつの命は、数でカウントできないものだと思います。
飼い主と愛猫の関係も唯一無二のもの。

もし飼い主の心に迷いがあるようなら、その時点での安楽死の選択は
やめておいた方がいいように思います。


(m)


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テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット

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  1. |
  2. 2018/04/07(土) 02:27:57 |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

鍵コメさま

記事を読ませていただきました。
家族として一緒に過ごしてきた動物の死を看取るのは辛いです、
看取る側の勇気も要りますね。
誰しもが、苦しみのないことを祈りますが・・

私が看取った中では、
寿命を充たした老猫は安らかに旅立つようでした。

死を前にしても、動物はまだわからず、不安に駆られるようです。
その時が一番つらい気持ちになります。
その後、食欲を失くし、衰弱していくとともに、死に向かって
自然に態勢を整えるように見えます。目力が消えてゆきます。
この段階になったら、人工的な処置はなるべく控えた方が
苦しみは少ないように思います。



  1. URL |
  2. 2018/04/07(土) 22:54:52 |
  3. 動物との共生フォーラム #-
  4. [ 編集 ]

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