犬猫にチップ装着義務化
自民議連が法改正骨子案https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=428497&comment_sub_id=0&category_id=256とうとう、というか遂にマイクロチップの義務化が
俎上に載せられました。
以前から、提案されては、消えていた義務化の案。
殺処分の削減のためには蛇口を閉めることが肝心。
その具体策の一つがマイクロチップです。
迷子の犬猫が飼い主の元へ戻れない、
災害時に放浪犬猫と飼い主が再会できない、といった問題を
解決してくれる有効な手段です。
以前より、愛犬の体内に異物を埋め込みたくないという
飼い主の意向や安全性が問われ、なかなか実現には至りませんでしたが、
蛇口を閉めるということを真剣に考えるならば、
義務化は必要ではないでしょうか。
ただ、課題は幾つかあると思います。
先ず、チップ義務化が獣医師会への利益誘導にならないこと。
現在、東京では、病院によって違いはあるとしても、
挿入に5千円~6千円(+登録料千円)かかると言われていますが、
飼い主にとって高額感は否めません。
チップ自体の原価は極めて安価。
義務化に際して、料金をどれぐらい引き下げられるのか。
「無料キャンペーン」などを行っている自治体もあります。
さらに、厚労省の所管である狂犬病予防法の畜犬登録との兼ね合いをどうするか。
鑑札をどうするのか。
(マイクロチップは行方不明動物の飼い主割り出しには有効ですが
装着しているのが見えません)
また、飼い主やブリーダーの自己登録制であれば、
忘れてしまったり、誕生日などを偽って記載することも可能です。
この点をどう防ぐのか。
規格の統一とデータベースの一元化も必要です。
そして、未登録の飼い主をどう登録させるのか。
これが最大の問題ではないでしょうか。
未登録の飼い主に対して、行政の対応は甘すぎやしませんか?
動物病院が見て見ぬふりをしているという実情もあります。
義務化した場合、チップを入れない飼い主にどう対処するのか。
今回の自民党案は猫へのチップ挿入も義務づけています。
これは、飼い猫の登録制を開始するということでしょうか。
課題は数あれど、それらを納得できるかたちでクリアできれば、
蛇口を閉める具体策として期待できると思います。
(m)
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#愛護議連
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テーマ:動物愛護 - ジャンル:ペット
- 2018/04/28(土) 23:57:40|
- 動物愛護管理法
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