【どうぶつ家族の会 震災チャリティー大集会・市民講座】参加報告

2011年7月2日(土)、大手町サンケイプラザで開催された
【どうぶつ家族の会】 震災チャリティー大集会・市民講座に参加しました。

〈第1部〉では、被災動物の状況と、今後の支援について、パネリストが語り、
〈第2部〉は、動物のために学んでおく、知識や防災トレーニングについて。

【どうぶつ家族の会 震災チャリティープロジェクト】は、震災後、
人のつながりを今一度見つめ直し、
被災した動物を支援するため、
動物専門医の先生方が、家庭医の先生方の賛同、協力を得て立ち上げました。
プロジェクトの趣旨(Message)は
      ↓
http://www.doubutsu-kazoku.jp/message.html

《座長》
   第1部  ・NPO法人J-HANBS 副代表/ 柴内裕子(獣医師)
   第2部  アニコム・ホールディングス(株) /島村 麻子 (獣医師)

《パネリスト》 ・あべ動物病院  阿部俊範 (獣医師)/宮城県石巻地区動物救護センター設立発起人
         ・かみつ動物病院  小林周之(獣医師)/阪神淡路大震災で動物救護活動
         ・千葉小動物クリニック  河又淳(獣医師)/被災地(福島県)で動物救護活動
         ・大通り つげのクリニック  柘野雅之(医師)/ 心療内科 ASC精神医学フェロー
         ・あべ動物病院  阿部容子/社団法人JAHA認定家庭件しつけインストラクター
 
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チャリティーオークションも行われ、関根勤さんと、カイ君が特別参加


 長時間にわたる講座で、内容をすべてご紹介することはできませんが、
 以下、第1部の、被災地と被災動物に関するパネリストの発言から。

☆阿部俊範先生:被災4日目から動物の救護を開始。被災直後は、行政がマヒ状態で機能せず(空白の4日間)。
          ライフラインが寸断。2ケ月ちかく固定電話が使えず。獣医師も多くが被災。
          10mを越える津波が来るとは思わず、昔から住んでいた人の方が亡くなった。多くの動物の命も。
          自衛隊が動物を助けてくれた。
          避難所では、住民はぐったりして気力が無いようだった。(ある小学校では)
          2部屋がペット同伴避難者にあてがわれ、
          フードなどの心配はあったが、動物と避難した人の方が共通の話題もあり、明るかった。
          混在型の避難所はむずかしい。人にも動物にも社会性のある犬でないと。
          石巻市役所は避難所でペットを認めたが、トップの人しだい。衛生上の問題を言う人も。
          ペットは避難所で癒しにもなる。
          災害時のために、一般食、処方食、水、ペットシーツ、猫砂、おむつ、薬などの用意を・・
          クレート・トレーニングも必要。
          津波に巻き込まれると傷だらけになる、洗濯機の中に巻き込まれるとのと同じ。
          カメも、飲めず食べられずで、やせて、脱水症状をおこしていた。

          避難所から動物が減った。その原因は:
          ・愛護団体が保護して県外に持ち去った。
          ・動物と半壊の住宅へ戻った。
          ・動物だけ自宅に置いた。
          ・仙台市など被災地以外に移転した。

          ・避難所を200?ケ所くらいまわり、5月14日以降は、仮設住宅を巡回。 予防接種。
           JAHAのインストラクターが同行し、鳴き声など、苦情がでないように。
          ・ 動物がいると、仮設にコミュニティーが出来てくる。孤独死などを抑制できる。
          ・サイフは落としても、動物だけ抱いて逃げた人たちもいる。
          ・動物も家族の一員。仮設での同居など、動物支援も必要。
           その土地で育った動物たちが、家族と共に、命をつないでいく。

☆小林周之先生: ・阪神大震災の救護では、被災動物は3ケ月あずかり、飼い主が会いに来るか、連絡があるか、
             などを考慮し、引取りが不可能な場合はもう3ケ月あずかり、それでも引き取りが難しい場合は
             里親を探した。

            ・これからの問題
             ☆ボランティアの減少
             ☆動物との同居問題
             ☆活動の収束時期の検討

            ・東海、東南海、南海地震などに備え マイクロチップ装着など
            ・長期支援の必要 → マスコミ

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カイ君 One More Shot!

☆河又淳先生  :福島は行政が動いていない。県が機能マヒ。
            獣医師会 → 避難所で相談を受ける。
            同伴避難が認められていない。肩身狭い思いで、ペットと車中泊する人も。
            フィラリア陽性 50%以上。 犬の多くが不妊去勢されていない。
            先週土曜、調査団として、20キロ圏内に入った(今本獣医師、夏堀医師同行)
            犬は近くまで来るが、リードをかけようとすると逃げてしまう。捕まりにくい。
            室内にいたペットは一ケ月以内に死亡。
            放たれているペットに、自衛隊や東京電力の関係者が餌をやってくれている。
            3000頭ぐらい残っているのではないか。
            窃盗団などもいるので、検問は厳しい。
            家畜のサンクチュアリ計画も提案されているが、農水省が大きな壁
            被曝しているので食肉にできない → 殺処分
            国へのアプローチが肝要。
            一時帰宅も、くじ引きなどで決まる。帰れない人もたくさんいる。     

☆Kさん(南相馬市の住民) :犬がいると、散歩など、避難所でも、やることが出来る。
                  (人との)ふれあいのきっかけとなった。
                 ペット可の避難所が無い福島県から出て行った人たちもいる。
                ・家族を、仕方ないって、置いていけますか?
                ・自分が、家族が、癒してもらってきた動物たちを、置いていけますか?
                

☆柴内裕子先生     :(県は?)ある小学校では、住民がペット同伴で避難して来たが、ペットは校舎
                 に入れず、校庭の鉄棒につないでおけといわれ、子供たちの眼前で、
                 津波に流されてしまった。
                 現場のトップが、「ペットも家族だから」と一言いってくれていたら・・
                 皆を動かす人が、命を大切にする人でなければ・・
                                               
                                                             (m)

     ◆「タマらんブログ」は「動物との共生フォーラム」のブログです。
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こんばんは

動物家族の会のご報告、ツイートをしたら、フェイスブックで紹介させて頂いてもいいですか?と返信を頂きました。よろしいでしょうか?

マタ様

どうぶつ家族の会の集会は、情報的にも、雰囲気的にも、とてもよかったです。ぜひご紹介お願いいたします!

No title

ありがとうございます!さっそく返信します~
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Author:動物との共生フォーラム
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すべての命に人道的な配慮を。


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